こんにちは、歯科衛生士の岸です(*´▽`*)

今回、私がお話させて頂くのはマウスピースについてです。以前より私は食いしばりをする癖があり、朝起きた時に顎がだるく疲れる、頭痛がするといった症状がありました。

 

歯の食いしばりとは、上下の歯と歯を合わせて噛みしめる事です。成人の噛む力は約60kgと言われていて、食いしばりをすることで歯や歯ぐきに強い力が加わり、徐々に歯や歯ぐき、肩や頭の筋肉、組織にまで影響が及びます。しかし、マウスピースを使うことによって、歯や歯ぐきに伝わる力を和らげ、直接歯に強い力が加わらないようになります。

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では、マウスピースはどのようにして作られるのでしょうか?

今回私は歯科技工士さんと一緒にマウスピースを作らせて頂きました。まず、マウスピースを作るために上あごの型をとります。そこに石こうを流して模型を作ったらきれいな形に整えます。そこに透明なシートを乗せてプレスすると、シートが歯の模型通りに変形します。あとはシートの余分な部分を切り取り、完成です!

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初めてマウスピースをつけたときは違和感がありましたが、2~3日も経つと慣れて、寝る時にも問題なく使えるようになりました。マウスピースを付けて寝ることで以前見られた症状が和らいでいき、顎のだるさなども無くなってきました。しかし、しばらく使っていると食いしばりの力により、小さな穴が開いてきました。マウスピースがちぎれてしまうようだったら新しいものを作っていく必要がありますが、穴が開く程度であれば問題なく使い続けられるという事だったので安心して使い続けています。

 

歯ぎしりや食いしばりは大きな自覚症状は見られません。顎の痛みや頭痛の原因はマウスピースをつけることで改善する場合があります。お気軽にご相談くださいね♪