えんどう歯科・矯正歯科クリニックのスタッフは「患者様の不安を少しでもなくすことが私ども衛生士、助手の役目」と語り、ブログに投稿しております。

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歯の豆知識

歯の豆知識

歯科と関係の深い全身疾患である“糖尿病”について

2023年10月01日

こんにちは、歯科衛生士の木下です。

 

今回は歯科と関係の深い全身疾患である“糖尿病”についてお話ししていきたいと思います。

 

糖尿病とは血液中のブドウ糖濃度が病的に高くなった状態でインスリンというホルモンが上手く作用しない事が原因です。

糖尿病は2つの型に分類されています。

 

1型糖尿病:膵臓の細胞が破壊されてインスリンの分泌が極端に減る

2型糖尿病:インスリンの分泌量が減る、働きが悪くなる

原因は食事や運動などの生活習慣

治療法としては食事療法 運動療法 薬物療法が行われています。

1型糖尿病の場合にはインスリン注射を行います。

2型糖尿病ではまず、食事療法や運動療法が指示されます。それでも血糖値のコントロールがうまく行かない場合は経口の血糖降下薬が処方されて膵臓の細胞に働きかけインスリンの分泌を促します。

お口への影響は??

糖尿病は血管系に影響を及ぼすため、お口の組織に血液が行き渡らなくなってしまい歯肉への栄養供給や修復する能力が低下する症状がみられます。

また、白血球の機能が低下するため歯周病菌に対する歯肉の防御機能も下がり、歯周病が起こりやすくなります。

そしてこの歯周病が重篤な感染症を引き起こす原因となる場合があります。

歯周病は歯周病菌などの細菌によって引き起こされる炎症性の疾患で歯の周りの歯肉や歯を支える骨など周りの組織が溶けて破壊されていく細菌性の感染症です。

最初は腫れや炎症で赤くなりますが痛みを感じる事はほとんどないため知らないうちに症状が進行している事があります。さらに症状が進行していくと歯を支えている骨を溶かして膿が出てきたり歯が揺れてきたりして、最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。

歯を失うと・食べ物を噛む力が弱くなる、噛めなくなる・言葉が発しにくくなる・表情が変わると言った変化が起こってきます。

そして糖尿病と歯周病には相互関係があり、歯周病になると歯肉の中で作り出された炎症物質が血液を介してインスリンの効きを悪くする作用が働きます。

糖尿病になると歯周病になるリスクを増やし、さらに糖尿病を加速させていくという負のサイクルにはまってしまいます。

そのためにも定期的な歯科検診で歯周病の進行度をチェックしていく事が重要になってきます。

最初はお口と糖尿病って関係あるの?と思った方も多いと思います。

糖尿病以外にもお口と関係のある全身疾患がありお口の状態が悪くなる事により体の状態も悪くなっていく事があります。

そのためにもお口の健康を保つ事がとても大切になってきます!

皆さんも気になる事がありましたらお気軽にお声をかけください。

 

インプラント周囲病変という言葉を聞いたことがありますか?

2023年09月15日

こんにちは。歯科衛生士の吉田です。

 

これから少しずつ寒くなり体調崩しがちな季節になります。いかがお過ごしでしょうか?

 

さて、みなさんはインプラント周囲病変という言葉を聞いたことがありますか?

 

インプラント周囲病変とは、インプラント周囲粘膜炎とインプラントと周囲炎の2つに分けられ、インプラント周りに生じる炎症性病変の総称です。つまりは、インプラントの歯周病です。驚かれる方もいると思いますが、インプラントにも歯周病があります。

そもそも、インプラント周囲組織には歯根膜が存在しません。

インプラントは歯槽骨(=ご自身の骨)と直接結合するオッセオインテグレーションの状態をしています。インプラント周囲病変はこれらに炎症が生じてしまいます。

また、インプラント周囲組織と通常の歯周組織の炎症に対する防御機構も異なるため、歯周組織と比べて炎症が広がりやすいと考えられています。

 

では、インプラント周囲病変を詳しく説明していきます。

まずはインプラント周囲粘膜炎です。これはインプラント周囲粘膜組織に限局した炎症で、炎症の進行が初期のものです。インプラント周囲の歯肉組織のみに炎症がとどまり、骨吸収を伴わない状態です。

次は、インプラント周囲炎です。これは、細菌感染により、引き起こされるインプラント組織の炎症で、インプラントを支えている骨の吸収を生じるため、オッセオインテグレーションが失われてしまっている状態です。

 

これらは、インプラント周囲のポケットを検査するプロービングや、プラーク(=汚れ)の付着状態、炎症状態、エックス線検査などで評価することができます。

 

次に、インプラント周囲組織の治療法についてご説明します。

治療法としてはSPTと呼ばれる、メインテナンスがとても重要です。インプラント周囲の炎症は細菌感染により発症することから、歯周病と同じ様に炎症の除去を行うことがとても重要です。

具体的な治療法としては、プラークコントロールの徹底、機械的清掃(=お掃除)、抗菌療法などです。

その後、再度お口の中を評価し、必要であれば外科処置に移行する場合があります。

 

高度にインプラント周囲炎が進行してしまうと、インプラントを除去することになってしまうので、定期的なチェック、セルフケア、プロフェッショナルケアを徹底していきましょう。

 

当院では、患者様のお口の状態に合わせた治療法を提案させて頂きます。

インプラント周囲病変でお困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

喫煙は口の中にどんな影響があるのか

2023年09月01日

 

皆さんこんにちは、歯科衛生士の河合です。

今回は喫煙が口腔や歯周組織にどのような影響を与えるのかについてお話しさせていただきます。

 

皆さんは、日本の喫煙人口はどれくらいか知っていますか?

 

平成29年国民健康・栄養調査の結果では、

現在習慣的に喫煙している人の割合は、総数17.7% 男性29.4% 女性7.2%となっています。

 

厚生労働省では、健康日本21において、

生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底を基本的な方針の柱の1つとして位置づけ、

生活習慣病の重大な危険因子である喫煙による健康被害を短期的ならびに中期的に減少させるため、

『喫煙をやめたい人がやめる』ことを数値化した成人喫煙率12%の数値目標を設定して取り組みを進めています。

 

また、健康増進法の一部を改正する法律では、受動喫煙対策を定め、

望まない受動喫煙の防止を図ることとしています。

 

たばこの煙に含まれるニコチンやタールなどの化学物質は、

喫煙者本人はもちろんのこと、喫煙をしていない周囲の人々にも影響を及ぼしてしまいます。

肺がんを代表とする呼吸器疾患、循環器疾患や消化器疾患などの全身疾患だけではなく、

口腔がんや歯周病の発症にも深い関わりがあります。

 

では、ここで具体的に口腔や歯周組織にどのようなリスクがあるのかお話しさせていただきます。

タバコの煙と接触する歯肉や口腔粘膜は、皮膚と同じように、重曹扁平上皮という上皮で覆われていますが、

タバコの煙の影響は、上皮の厚さやその直下の粘膜下組織に分布する、血管の分布度に依存します。

特に、口腔粘膜は、物質透過性が高く、タバコの影響をとても受けやすいです。

 

喫煙直後は、ニコチンの血管を収縮する作用によって、

歯肉上皮下毛細血管網の血流量の減少やヘモグロビン量および酸素飽和度の低下を起こします。

そして、長期間の喫煙習慣により、逆に炎症が起きていても、歯肉出血が減少してしまいます。

 

そのため、歯周ポケットが深く進行した歯周炎であっても歯茎の検査をした際に出血が少なく、

歯肉のメラニン色素沈着(歯肉の赤黒い着色)もあり、歯肉の炎症症状が分かりにくくなってしまいます。

 

〈喫煙している歯肉炎、歯周炎患者の臨床所見〉

喫煙関連歯肉炎

・肉眼的所見:歯肉のメラニン色素沈着の頻度増加

・臨床検査所見:歯肉炎症やプロービング時の歯肉出血の低下

 

喫煙関連歯周炎

・肉眼的所見:歯肉辺縁部の線維性肥厚(歯茎がゴツゴツした感じになること)歯肉とメラニン色素沈着の頻度増加、歯面の着色

・臨床検査所見:歯周ポケット・歯槽骨吸収の悪化、プロービング時の歯肉出血の低下

・臨床検査結果:重度な歯周炎の頻度増加プラーク・歯石の沈着量と病態が一致しない

 

 

このように

喫煙によって、本来の歯周組織の状態が分かりにくくなり気づいた時には、

歯周病が進行している恐れがあります。

全身の健康だけではなく、口腔の健康のためにも早期の禁煙をお勧めします。

また、定期検診を大切にして早期発見に繋げましょう。

 

ホルモンバランスと口腔内って関係あるの?

2023年08月08日

こんにちは。

歯科衛生士の井上です。

 

今回はホルモンバランスと口腔内との関わりをお話していこうと思います。

歯肉が腫れたり、出血しやすくなったりするのは、

ただブラッシングが上手くできてなくて汚れが溜まって症状がでているだけではなくて、

ホルモンの変化によって起きていることもあるので、

ライフステージ別に説明していこうと思います。

 

 

〇思春期

先ほどもお話しましたが、通常歯茎が腫れる、出血があるなどの原因は

ブラッシングが上手くできていないことが多いといいましたが、

思春期になるとこの特有の症状が出やすくなります。

(思春期性歯肉炎)原因としては性ホルモンの分泌が増加してしまい、

それを栄養とする歯周病菌が活発になり、歯茎が腫れたり、出血しやすくなったりしてしまいます。

また、男性より女性の方が多い傾向にあり、中学生や高校生ぐらいの時期に多いです。

短期間の症状ではありますが、適切なブラッシングで症状がでるのを防げますし、改善もできます。

 

 

 

〇妊娠期

思春期と同様、女性ホルモンが急激に増えてしまうことにより

歯肉の腫れや出血しやすくなる(妊娠性歯肉炎)に症状に加えて、

つわりで嘔吐の繰り返しにより、口腔内が酸性に傾いたり、

歯磨きが適切にできなくなりう蝕のリスクもあがったります。

また、妊娠期にすでに歯周病に罹患していると、

炎症性物質が血管を通して子宮の収縮を起こし、

早産・低体重児出産を引き起こす可能性が高くなってしまいます。

妊娠期となると、いつでも治療できるわけではなく、

妊娠初期(1-4か月)、妊娠末期(8-10かか月)の時期は

簡単なプラークコントロール以外の治療は避け、

妊娠中期(5-7か月)に歯科治療をすることを推奨されています。

 

〇更年期

更年期に入ってくると女性ホルモンが低下し、炎症性物質が増加し、歯肉の炎症が表れやすくなります。

また、エストロゲンの減少により、骨吸収が進んでしまい、骨粗鬆症のリスクが高くなります。

唾液の分泌も減少してしまうので、

口腔乾燥症の症状も見られるようになるため、

それによって、歯周病やう蝕のリスクがあがってしまうこともあります。

今回はホルモンバランスとの関係性をお伝えしていきましたが、

男性に比べると女性はホルモンバランスの変化を若いうちからとても受けやすいです。

 

だからといって何もしないわけではなく、

定期的な歯科検診で未然に防げる部分もあれば、

すでに起きていることも軽減できる可能性があるので

かかりつけの歯医者でご相談していただけるといいと思います。

歯科と関わりが深いアレルギーについて

2023年07月24日

こんにちは。

歯科衛生士の渡邊です。

 

患者さんの中には、

「金属の被せ物をいれてから体に湿疹ができてしまった」

「ゴムの手袋で触ると口周りが荒れます」

「アルコールを使うと赤くなります」

と言われる患者さんがみえます。

今回は、そんなアレルギーについてお話していきたいと思います。

 

☆アレルギーとは

生き物には自分の身体を外の敵から守るための、細胞レベルのミクロなしくみ、“免疫”があります。免疫を担当している細胞は、外の敵を見分けて仕事をしていて、無害なものはスルーしておくのがいいのですが、無害なものを間違って相手にしてしまい、その結果自分にとって不都合なことが起きてしまうこと、それが“アレルギー”です。

相手にされてしまった無害なもの(タンパク質でできていて、アレルゲンといいます)は身体に侵略する意図をもっていないので、身体の表面に付着している状態です。

身体の表面は、皮膚と粘膜でできています。そのうちのどこの場所でアレルギーが起きているのか、そして何をアレルゲンとして反応しているのか、それによってアレルギー疾患はアトピー性皮膚炎や気管支喘息といった名前がついていて、異なる症状がみられます。

 

今回は特に歯科と関わりが深いアレルギーについてお話していきたいと思います。

 

 

☆金属アレルギー

歯科では金属を使うことも多く、金属アレルギーも気になります。金属そのものに免疫反応は起こせないので、人体のタンパク質の構造を金属が変化させることで起きると考えられますが、詳しいことはわかっていません。

皮膚パッチテストをすると陽性となることが多いのですが、そのことと症状とが結びつくのかは判断が難しいところです。実際に金属を除去して症状が改善するかどうかで判断せざるをえません。

 

 

☆ラテックスアレルギー

歯科で関係するアレルギーの代表は、ラテックスアレルギーです。これは天然ゴムに含まれるラテックスタンパク質に対して免疫反応が起こり、症状がみられることです。天然ゴム製手袋、歯科用ラバーダム、歯科矯正用エラスティックなどの接触によって起きます。ラテックスが含まれていない製品を使うことで症状を防ぐことが可能です。

ラテックスと耕造が似ている果物の抗原にも反応が起きることがあり、ラテックス-フルーツ症候群といいます。

アボガド、キウイフルーツ、栗、バナナがハイリスクといわれていますが、それ以外の果物でもアレルギーが起こりえます。

 

アレルギーのある子どもたちは、普段は普通に元気に過ごしています。

ですが、たとえば食物アレルギーがあれば、原因となる食物を食べることができなかったり、間違えて食べると症状が起きてしまったりします。

 

健康を守る私たちは、職種の壁をこえて、アレルギーのある子どもたちの生活を多角的にサポートしています。

お口の中の専門家も、もちろんその仲間なのです。

 

 

当医院では、初めて来ていただいた患者さんに必ず問診を行っております。

その際に薬、食物、ゴム等のアレルギーがある方は問診表に記載していただくか、直接お申し出ください。

 

ご自身が金属アレルギーか不安な方は、被せ物を入れる前に皮膚科に紹介状を書いて詳しく検査を受けていただくようにしています。

また、ラテックスアレルギーの方にはアレルギーが出ないように手袋の種類も変えておりますので安心してご来院ください。

歯の着色原因について

2023年06月24日

皆さんこんにちは。

今回歯の豆知識を担当させていただきます、大森です。

よろしくお願いします。

 

7月になりだんだん暑くなってきましたが、水分補給はしっかりとり夏バテしないよう気をつけてくださいね。

また冷たい飲み物、例えばアイスコーヒーやお茶が美味しくなってきましたが、今回のテーマは、歯の着色についてです。

まず歯の着色の原因は大きく分けて2つ、外因性、内因性と分かれます。

 

外因性とはその名の通り外来の色素が歯の表面に沈着(ステインとも言います)することです。

種類としては、

歯表面への歯垢の蓄積、歯石の沈着、飲食物(例えばコーヒー、紅茶、お茶、ワイン、カレーなど) による沈着、嗜好品中(タバコのヤニなど)の色素の沈着、虫歯、アマルガムなど修復物による着色などがあります。

さらにステインの原因になりやすい食べ物と一緒に、炭酸飲料、アルコール飲料、クエン酸飲料、柑橘類などを食べると余計に着色しやすくなります。

 

これらは原因物質の摂取抑制、コーヒーを飲んだ後に水を飲む、うがいをするだけでも着色の抑制になりますし、「水を飲むの忘れた」「うがいはめんどくさいなぁ」という方はガムを噛んで唾液を出すことにより抑制することもできます。

また日常の口腔清掃の徹底、専門的歯面清掃により色調を改善できることがあります。

 

内因性とは、増齢による変色、歯の打撲や歯の神経が変性や死んでしまうことによる変色、歯質組織に取り込まれているエナメル質•象牙質の形成中または形成後に色素が沈着することによる着色(遺伝性、先天性、代謝性、薬剤性)がこれらに含まれます。

 

内因性が原因の場合は口腔清掃や歯面研磨では効果が弱く、ホワイトニングや被せ物などが適応になります。ただ濃い着色の場合はホワイトニングではなく被せ物になる場合があります。

 

外因性が原因の方でも、本格的に治したいという方はホワイトニングも可能です。

 

歯の黄ばみやくすみの原因にはまず外因性、内因性があると述べましたが、

「自分の着色はどの分類なのか?」や、

「なんでもいいけどとりあえずこの着色を薄くしたい」

「歯をキレイにしたい!」

「ホワイトニングについて詳しく聞いてみたい」

など、当院では患者様ご自身で感じていることをカウンセリングからお聞かせいただき、一人一人の症状にあった治療計画を立てた上で納得していただけるよう努めています。着色以外でも何か気になることがある方も是非ご気楽にお問い合わせください。

マウスピース矯正について

2023年03月25日

皆さんこんにちは。歯科助手の川崎です。

皆さんは矯正と聞くと歯にブラケットという小さなポツポツにワイヤーが通してあるようなものを想像されるかと思われますが、今は痛みも少なくかつ目立ちにいくマウスピース矯正があります!

私も歯並びが中学生の時から気になってはいましたが、元々母がやっていて痛みがあったり食事がとれないなどと言っていてなかなか矯正には踏み込めずにいました。ですが今は痛みも少なく目立ちにくい矯正装置があるという事で矯正を始めることにしました!そこで今回は私が実際にやっているマウスピース矯正についてお話をさせて頂こうと思います

 

まず当院でもやっているマウスピース矯正(インビザライン)というものは透明に近いマウスピース型の矯正装置を装着して歯並びを綺麗にする矯正方法です。インビザラインは基本的に大人の方々や子供まで使えるようになっています。これまでに世界では1200万人を超える患者様がマウスピース矯正インビザラインによる治療を受けて素敵な笑顔を手に入れています。

マウスピース矯正のメリットとしては治療開始前に歯の動きのシュミレーションし、治療のゴールをイメージすることもできます。その他持続的にゆるやかな力をかけ、短期間で次のステージのマウスピースに交換するので痛みが少ないのも1つのメリットになります。お食事の際などは自分で簡単に取り外しすることも可能になります。

マウスピース矯正はメリットも多いですが反対にデメリットもでてきます。1日20時間以上ははめていただかないといけません。矯正装置がずっと歯にくっついている訳でもないため患者様の協力度によって治療効果に差がでてしますことです。常に歯の表面を覆っている装置なので臼歯部が圧下しやすく、治療終了時にしっかり噛まないこともあります。

メリットもデメリットもある訳ですがブラケット矯正は目立つ矯正なので目立ちにくいマウスピース矯正を選ぶ患者様が当院でも増えています。実際に私も今マウスピース矯正をしていて痛みも少なく安心して矯正の方が出来ています。まだまだ始めたばかりですがマウスピースを新しいものに交換してはめると少しだけ痛みを感じることがあるのですがそれが歯が動いてるということになります。痛みは数日ですぐに慣れます。もし矯正を始める際にはお口の中のお写真や顔のお写真、アイテロという機械でお口の中を精密にスキャンを行って矯正を始める準備を行っていきます。もし今矯正を気になっているのであれば当院でも矯正相談を行っていますので是非お気軽にお声掛けください。

高齢者にとっての口腔ケア

2023年02月25日

こんにちは。遠藤奈穂です。

今月は私が担当いたします。

今月からシリーズで、高齢者にとっての口腔ケアを

書いていきたいと思っております。

日本は今や超高齢社会です。

その、日本を今まで支えて来てくださった年代の方が、介護の時期を迎えようとしています。

一説に、人間の細胞は、この地球上で正常に生きていくのには、120年が限度だと言われています。

それまでには、様々な、病気や、入院もあると思います。

その際にも、口腔内を清潔に保っていく事が、大切になっていきます。

セルフケア、だけではなく、ご家族にケアしていただかなくてはいけない方もいらっしゃるでしょう。

不安がたくさんあると来院される患者様にお聞きしたりする事もあります。

その、不安が、少しでも解決していただけるように、

色んな小さなテーマに沿って、解説していきたいと思います。

 

まずは、口腔ケアついて…

お口の健康は、高齢者の生活の質(QOL)を向上させる出発点です。

口腔ケアは虫歯や、歯周病、口臭の予防だけではなく、生活にリズムを作り、

食べることや、話すこともサポートして、QOL(生活の質)を、向上させる目的もあります。ご自分のお口で、「美味しく食べる」事は、大きな楽しみであり、生きる意欲にもつながります。

気力も回復できる一つのきっかけにもなります。

寝たきりでほとんど反応がない人も、口の中が綺麗になれば、ピンク色の粘膜がよみがえり、表情も明るく見えると共に、誤嚥性肺炎のリスクも低くなります。

 

見過ごされがちな高齢者のお口のトラブル

他人のお口の中はプライベートな部分で、普段なかなか見る機会がありません。

 

口腔ケアをしようと思っても、なんとなく、覗き込みにくかったり、食事や排泄など、他の介護の後回しになってしまったりして、口の中のトラブルには気付きにくいようです。

「老人臭」と言われる高齢者特有の匂いは、排泄物のせいと思われていましたが、実は、口腔ケア不足による口臭が原因の場合もあります。

たかが、口の中の汚れと思われがちです。

口の中のトラブルで、死ぬ事はないと軽視されがちです。

しかし、口に何らかの原因で、痛みがあれば食欲が落ちて体力が低下しますし、お口の中の細菌が原因で、誤嚥性肺炎が起こり、命を落とすこともあるので、要注意です。

 

綺麗なお口の好循環

口の機能をよく使う(よく噛む、人と話す)→口腔ケアで、お口の中の環境を改善する→お口の爽快感や、口腔内機能の改善で食欲が増す→食べる事が楽しくなる→食べる事で、体力や、免疫力が向上する→活力がみなぎり、積極性が増す?毎日が楽しい

 

 

汚れたお口の悪循環

口の機能を使わない(人と話さない、きちんと食べない)→口の中が不潔→食欲がわかない→食べられない、美味しくない→体力や、免疫力が低下する→閉じこもりがち、消極的になる?毎日楽しくない

 

ここまでお話すると、では、口腔ケアって言うけど、どんな事をするのかと思われると思います。

ざっくりとお話ししますと、

・口腔清掃:ブラッシング

:粘膜の食物残渣の除去

:歯垢、歯石除去  など

・義歯の着脱の手入れ

・口臭の除去

・口腔乾燥の予防

・口腔の痛みの軽減

・口腔出血の防止

・咀嚼、接触、嚥下のリハビリ

・歯肉、頬部のマッサージ

・咀嚼筋、口腔周囲筋、舌の運動

 

・リハビリテーションとしての言語訓練

・口腔内の観察

など

 

です。

個々については、また、次号からお話ししていきますね。

 

2月に入り、益々寒暖差が激しくなったように思います。

皆様、くれぐれも体調管理にお気をつけください。

 

2023年1月中日新聞掲載コラム

2023年01月26日

2023年1月26日中日新聞に掲載されたコラムをご紹介いたします。

 

20代後半より矯正治療(自費診療)を始め、昨年から保定装置を寝るときだけつけています。主治医に、いつまで保定装置を使用するか聞いたところ、基本的には一生使ってほしいと言われました。そんなに長く使うものなのでしょうか。

 

矯正治療は皆さんもご存知の通り歯を動かして審美的にも機能的にも歯列を整える治療法です。その後 移動させた歯を安定させるのが保定装置です。歯は一度移動させても前の位置を歯の周囲の骨・靭帯などがその位置を覚えていて元に戻ろうとします。

一般的に矯正の治療期間の2-3倍の期間が保定に必要期間と考える場合が多いです。2年の治療期間でしたら5年の保定期間が必要ですが10代より20代、30代と年齢が上がるほど後戻りする力は強くなりますので保定の期間も長くなります。また、矯正治療をしている人もしていない人も、歯は使用しているとすり減って来ます。それも、後戻りの様に歯が動く原因になります。矯正治療は、通常の虫歯の治療より時間も費用もかかる治療です。

綺麗な歯並びを保つための保定装置ですので就寝時の着替えと同じように一つのアイテムと思って長く使って頂けると良いと思います。

 

『唾液』について

2022年12月16日

皆さんこんにちは!

12月の歯の豆知識を担当させていただきます、歯科医師の近藤です。よろしくお願いします!

すっかり寒くなり、雪も降り始めましたね。これからさらに寒くなり、冬の美味しい食べ物もたくさん出てきます。お家でのお食事もですが、外食の機会も増えてくる頃ですので引き続き感染対策もしっかりしてみんなで良い年末年始を迎えましょう!

 

さて、今回のテーマは『唾液』についてです。

皆さんは『唾液』と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?何か美味しいものを想像したときにも唾液は出てきますよね。実はこの唾液、とても重要な成分をいくつも持っている、欠かせないものなのです。今回はその唾液にフォーカスしてお話していきます。

 

唾液にはたくさんの効果があります。食べ物を飲み込みやすくすること、味を感じやすくすることだけでなく、消化作用や殺菌作用、再石灰化作用や緩衝作用、自浄作用など様々な役割があります。一見歯と関係ないように思えても、再石灰化作用は歯の表面にあるエナメル質という層を細菌が作り出した酸が溶かす(脱灰)のを修復し、元の状態に戻す作用です。また緩衝作用は先述のように、お食事で口腔内が酸性に傾いたときに中和することで、脱灰を防いでくれる作用です。自浄作用は食べ物などの汚れ残りを洗い流してくれる作用であり、どれも重要な作用です。では、この唾液は一日にどのくらい出ていると思いますか?

 

唾液の分泌量は1日で1〜1.5lと言われてれいます。ですが、ここには個人差や性差、さらには健康状態によっても左右されると言われています。さらに、唾液の質も様々あり、虫歯や歯周病にも様々な影響を及ぼすと考えられています。何らかの原因により唾液量が減ると、先程の効果が十分に得られなくなる場合があります。食べ物が飲み込みにくくなった、口の中がネバネバする、口臭が気になるようになった、滑舌が悪くなったなどの症状はありませんか?

 

唾液が少なくなる原因としては、加齢やストレス、不安定なホルモンバランス、口呼吸や、生活習慣など多岐に渡ります。さらには糖尿病やシェーグレン症候群といった全身疾患、お薬による副作用なども考えられます。では唾液を増やすにはどうしたら良いでしょうか?

 

唾液を増やすには、少なくなってしまった原因を解決する必要があります。ストレスを減らすこと、よく噛んで食べることも一つです。歯周病で歯が抜けてしまったままにしてしまったり、虫歯があって痛いまま放置していたりすると咀嚼の回数も効率も悪くなり、結果として唾液が減少してしまうことにもつながります。また唾液は唾液腺から口腔内に分泌される分泌液であるため、唾液腺をマッサージすることも効果的です。

 

 

 

 

これまでお話しさせていただいたことは主に歯に関連した唾液のお話ですが、その他にも唾液は全身的な健康状態にも大きく関係があります。お口の中のことから唾液を知ることで、皆さんの健康をさらに良いものになると思っています。

当院では様々な症状を患者様ご自身で感じていることをカウンセリングからお聞かせいただき、一人一人の症状にあった治療計画を立てた上で納得していただけるよう努めています。最近唾液が減ってきた気がする、久しぶりに検診に行こうかななど、どんなことでもお話しいただければと思いますのでご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

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