えんどう歯科・矯正歯科クリニックのスタッフは「患者様の不安を少しでもなくすことが私ども衛生士、助手の役目」と語り、ブログに投稿しております。

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歯の豆知識

歯の豆知識

歯肉退縮マスター

2021年12月27日

皆さんこんにちは、今月の歯の豆知識を担当させていただきます、歯科医師の近藤恭平です。

皆さんは『歯茎がやせてきた』や『歯がしみるようになった』など気になることがありますか?

自分ではないけれど、周りのご家族や友人などから話を聞いたことがあるかもしれません。

歯がしみたり、歯茎がやせるなどの原因の一つとして歯肉退縮が挙げられますが、50歳以上で100%、小さいお子さんにも8%の方に歯肉退縮がみられるとされています。

せっかく多くの歯が残るのなら、きれいな歯肉のまま残したいですよね。

今回は歯肉退縮のメカニズムについてお話しさせていただきます。

歯肉退縮を診るときのコツ=骨を診る

骨の減り方にお大きく2パターンあります。一つはもともと骨がなかった『骨欠損』、もう一つはあった骨が減ってしまった『骨吸収』の2パターンです。

1.骨欠損

もともと骨がない骨欠損ですが、意外にも多いのです。小さい顎に大きな歯が並んでいる(歯と顎の大きさのアンバランス)、顎の骨(歯列弓)から歯がはみ出している(歯の位置異常)、歯の傾斜がきつい(傾斜異常)などが原因とされています。

2.骨吸収

もともとあった骨がなくなってしまった骨吸収の原因として、歯周病に加えて摩耗症、アブフラクション、歯列矯正による歯の移動などがあります。摩耗症は不適切なブラッシングにより生じることが多く、アブフラクションは食いしばりや歯ぎしりなどの強い咬合力が原因で、歯頚部に応力が集中して生じた歯質の欠損(くさび上欠損)を指します。

骨吸収が起こるメカニズム

骨は一度できたらずっと同じままではなく、常に新しい骨に入れ替わっています。古い骨は壊され(=骨吸収)、新たに骨が作られる(=骨形成)、これを『骨のリモデリング』といいます。骨を壊す破骨細胞が減らした分だけ骨芽細胞が骨をせっせと作る、骨吸収と骨形成のバランスが取れた状態が正常な骨のリモデリングです。

健康な歯周組織ではこの二つの細胞がちょうどよいバランスを保っていますが、歯周病になって歯周組織に炎症が起こると状況は一変します。体内の指令部隊(マクロファージやリンパ球)から骨を破壊するよう指令が破骨細胞にどんどん送られ、破骨細胞が活性化することで骨破壊のスピードが促進され、骨芽細胞がついていけずに骨が減っていきます。

歯肉退縮が起こりやすい人はどんな人?

骨が減ったために歯肉がずり下がってくる、これが歯肉退縮の本質です。患者さんがもともともっている『骨の厚み』と『歯肉の厚み』によって歯肉退縮が起こりやすいかどうかが決まります。骨の厚みはCTでわかりますが、装置がない場合には歯頚部の歯肉のラインでおおよその判断ができます。骨が厚いほど歯肉のマージンは平坦なラインになっています。歯肉の厚みの中でも特に大切なのが付着歯肉の幅です。付着歯肉の特徴は、可動性がなく硬いこと、歯肉退縮のリスクを診るときに骨と併せてこの付着歯肉の幅を診ることが大切です。

歯肉退縮のリスク評価

骨も厚く付着歯肉も十分にあるタイプ(Maynardの分類TypeⅠ)は、歯肉退縮はほとんど起こりません。逆に、骨も付着歯肉も少ないタイプ(Maynardの分類TypeⅣ)は歯肉退縮のリスクは非常に高くなってしまいます。このため、TypeⅣの方が矯正治療や補綴治療を受ける場合、歯肉退縮を少なくするために前もって他の部位の歯肉を移植することがあります。骨は薄いままですが、付着歯肉を厚く(Maynardの分類TypeⅢ)することで、歯科治療後の歯肉退縮を防ぐことができるからです。

 

雑誌「デンタルハイジーン」2021年11月号より転載

 

超高齢社会になってしまった日本について

2021年12月24日

皆様、もう早いもので、師走ですね。

12月です。今年の最後の月になりました。

もう少ししたらお正月。年を越す為に、大掃除をやらなきゃ!!

先の早い話ですが、毎年、こう言う話をするとすぐに年末が来てしまい、

いつも慌てる私です。

さて、今月号の豆知識は、私、遠藤奈穂が担当させていただきます。

今月は、超高齢社会になってしまった日本について。

これからの歯科医療についてですが、もう、歯がある方がほとんどの社会になってきています。以前のようにおばあちゃん、おじいちゃんは総入れ歯という概念を打ち壊す時代に突入してきました。

ただ、体の方はそうはいきません。何らかの形で皆さま、ご病気をされて、または老化で、ご不自由になられて、ご自宅で、または、施設で療養されていらっしゃる場合がほとんどです。では、その後、口腔内をどうしようか?

となってしまわれている方がほとんどです。

お体が不自由になってしまった後は、移動することが不可能になってきてしまっていますため、口腔内がおざなりに・・・。

そして、その後、歯がボロボロに・・・。

私は訪問診療を担当させていただいており、そう言った方がほとんどと言っても過言ではありません。

それを防ぐために何をするか・・・。

まずは、口腔内がボロボロになるわけは、お体が動かなくなるからです。

大病をされたとき、またはその後に、どうしても口腔内は二の次になってしまいます。

嘘のような本当のお話です。

今の時代に近づき、何とか人工関節に置換される方、また、心臓の手術をされる方、腎臓の重い疾患の方などは口腔内の清潔さを保ってくれと、医師からも薦めていただけるようになりましたが、その他は、未だ歯と全身の繋がりを信じてくださる方がどれだけいらっしゃるか・・・。

悲しい事実ですが、現実は厳しいです。

そういった方々が、要支援、要介護がついた時に、どうして良いものか、困ってらっしゃいます。そうなると、訪問診療の分野です。

そうなる前に、まずは、重要に思ってください。

まずは、ほんの少しのストレッチが大切です!!

歯医者が何を言っている?と思われてもおかしくないのですが、骨と歯は似たもの同士なのです。同じ体ですから。

骨粗鬆症になれば、歯も脆くなります。もちろん、骨粗鬆症になる以前には、他の臓器の異常の問題もあるはず。

体は一つなのです。今まで、お仕事に家庭に頑張ってこられた体を労わる意味で、

ほんの少しのストレッチでよいのです。実は、ラジオ体操を全力で行うことほど良いものはないと思っています。

あの体操は国民一人一人が覚えてしまっているフレーズにもう皆様が既にご存知の動きを

つけるだけで、ガチガチの体がほぐれ、健康寿命が伸びますよ!!

もちろん、食生活も大切ですよー(^-^)

 

我々は歯科なので、口の中をクローズアップしがちですが、

そうではない、体あっての歯、歯あっての体なのです。

ですから、まだお若い時に、具体的に、介護保険をいただく以前に体のストレッチの習慣をぜひつけてください!!そして、寝たきりではなく、介助が必要な体ではなく、

どうせなら、楽しく生きませんか?そして、皆様で、日本人の健康寿命を伸ばしましょう!!(私も含め・・・)

それに共通すること!!今の若い子どもたちを見ていると、いつも思うのが姿勢の悪さ、

舌が上顎から離れている子供さんが多いです。本当は、安静時の舌は、上顎にくっついていないといけないのです。

姿勢が悪いことからの病気への移行、歯科の疾患への移行も関係をします。

若いからまだ、見せかけの健康が実現していますが、

今の子供さんたちが80歳、90歳になったらと思うと、今よりも疾患を持つ方が多くなることも目に見えて、これからの時代が怖くなります。

ぜひ、皆さま、姿勢と、軽いストレッチは心がけてくださいね(๑>◡<๑)

そして、健康な体で、時代を謳歌していきましょう!!

遠藤奈穂

 

 

 

中日新聞20221年10月29日掲載コラムのご紹介

2021年11月27日

遠藤院長のコラムが

中日新聞に掲載されましたのでご紹介いたします。

 

<質 問>

Q)もうすぐ10ヶ月になる子供がいます。歯が生え始めてきたのですが、フッ素塗布はいつから始めたらいいでしょうか?

 

 

<解答>

お子さんの初めての虫歯予防ですね。乳歯は生後6ヶ月ぐらいより下の前歯から萌出してきます。

フッ素塗布の時期としては乳歯が萌出したいつからでも可能ですが上下の前歯4本が萌出したぐらいから歯科医院に慣れる事も含めて行かれてはいかがでしょうか?

歯科医院でのフッ素は濃度が濃いため年に3回位を目安として下さい。

毎日の虫歯予防にはフッ素塗布配合の歯磨き剤をお勧めします。

現在国内で販売されている歯磨き剤のほぼ90%以上にフッ素が配合されていますが薬事法で定められている上限は1000ppmです。虫歯予防を目的でしたら高濃度配合の歯磨き剤を使われてはいかがでしょうか。

歯科医院に行く前に市町村によっては補助金制度がありますので確認しましょう。

また、フッ素塗布の時期に気になり始めるのが歯並びです。生え始めの歯は綺麗に萌出してこない事もありますが成長と共に並んできますので乳歯の間は心配ありません。

 

ゼロからわかる歯の根っこの治療

2021年10月18日

こんにちは!歯科助手の近藤です。

わたしは、約半年前からインビザラインで矯正治療をしているのですが、少しずつ歯が動いてきているため奥歯に食べ物がつまりやすくなってきました。歯が動いている証拠なので嬉しいことですが、その分虫歯にならないように食後の歯磨きやフロスをして予防を頑張っています♩

虫歯になった場合、治療には種類があります。

浅い虫歯の治療は削って白い樹脂を詰めたり、インレーと呼ばれる詰め物になります。

神経にまで及んだ深い虫歯になった場合は神経を取り、根っこの治療が必要となります。根っこの治療というと浅い虫歯と違い長期的な治療になるイメージだと思いますが一体どんな治療をしているのか、今回は歯の根の治療についてお話ししたいと思います。

 

歯の根の治療と聞くと、虫歯が悪化したから歯の神経を取るとイメージすると思いますが、実は正確にいうと細菌感染した部分を取り除く治療なのです。

歯の内部には神経があり、神経を通る管を根管といいます。歯の神経にまで虫歯が及んでいるということは、根管の中の神経が細菌感染を起こしている状態です。

ズキズキとした強い痛みの原因は大きく分けて2つあります。

1つ目は、死んでいく神経が発する痛みです。この痛みは完全に神経が死んでしまえばなくなります。

2つ目は、歯の根っこの先に溜まった膿があごの骨を圧迫する痛みです。

 

根管の中から細菌を取り除かなければ、虫歯の悪化や痛みを防ぐことができません。

まずは虫歯になってしまった部分を削り取り、細い針のような専用の器具を使って、死んでしまった神経や根管内の感染部分を一緒に除去します。

しかし、専用の器具とはいえ、複雑な根管の中の感染部分をすべて取り除くことはできません。

また、感染部分を除去したときに細かい削りかすが出るため、根管内の洗浄と消毒をし、しっかり取り除くことが必要になるのです。

 

続きの治療について次回お話ししますね。

雑誌「ニコ」2021年2月号より転載

親知らずを抜く前にお読み下さい  

2021年10月18日

こんにちは、歯科助手の深尾依里です。

皆さんは、親知らずはまだありますか?私はすべて抜きました。親知らずは早めに抜いた方がいいですよといわれますが、まだ抜いていない親知らず、お口の中にありませんか?

問題のある親知らずは、ただ炎症を起こすだけではなく、咀嚼のかなめの第二大臼歯を失う原因にもなってしまうんです。

しかも歳をとると、歯と顎の骨の癒着が起きやすいため、抜歯が難しくなりやすく、若いうちに抜いておく方が得なのです。今回は抜く前に読むと必ず役に立つガイダンスをお届けします。

・親知らずはなぜ放っておくとよくないの?

親知らずが原因の虫歯や歯周病で、治療が手遅れになるほど隣の歯が傷んでしまったり、歯並びが変わり奥歯で噛めなくなったり、歯茎から舌の下、頬や首へと炎症が広がって蜂窩織炎を起こし、入院が必要になるなんてこともあるんです。

蜂窩織炎とは、皮膚やその下の組織に起きる細菌感染症のことです。特に親知らずの炎症は油断禁物で、舌の下、頬、下あご、そして首へと、周囲の軟組織の隙間をつたって急速に拡大しやすいのが特徴です。

もう一つ問題なのが、お口のなかの噛み傷です。スペースがないところへ親知らずが無理に歯列の奥の隅っこに生える。

年齢がいくと、歯と顎の骨の癒着が起きやすく、そうなると抜くのはとても大変です。抜くならなるべく若いころに。体力のあるうちがおすすめです。

・      親知らずこんなふうに抜きます。

①   歯ぐきを切開し、親知らずを抜くときの妨げになる骨を最小限削る。

②   歯を削るバーで親知らずの頭を削って分割する。

③   歯根を揺すって親知らずを脱臼させ、そっと引っ張りだす。

④   炎症で汚れた組織を除去し、洗浄して縫合して、治療終了です。

こんなふうに治ります。

術後当日 骨からジワジワと血が染み出て溜まります。 翌日 血が固まって血餅(ゼリー状)になり、むき出しの骨を守ります。 2週間後 穴の上が粘膜でふさがり、下からは新しい骨ができています。 3ヵ月後 増えた骨で穴がふさがります。                                          NICO2021年1月号より転載

 

親知らずは抜かないといけない?

2021年09月30日

皆さんこんにちは!

9月の歯の豆知識を担当させていただきます、歯科医師の近藤です。よろしくお願いします!

段々と秋に近づいてきていますが、今年の夏はまだまだ暑い日が続きそうですね。コロナの感染対策もですが、夏風邪なども含めて体調管理をしっかりしていきましょう!

さて、今回のテーマは『親知らずは抜かないといけない?』についてです。

皆さんは親知らずというと、抜かないといけないものとイメージしませんか?『痛そう』『抜かないといけない』という話をよく聞くことが多いため、『親知らずは抜かないといけない』というイメージをもっている方が多いかもしれません。しかし、実際に抜かないといけない親知らずとそのまま抜歯しなくてもいい親知らずがあります。今回は『抜くべき親知らず』と『抜かなくてもいい親知らず』について考えていきましょう。

 

抜く必要がある親知らず

 

・親知らずに痛みがある

親知らずだけに限局している痛みがある場合、炎症反応で痛みにつながっている可能性が高いです。痛みが収まらない場合には抜歯することも一つの手です。

 

・親知らずが虫歯や歯周病になっている

親知らずが虫歯や歯周病になることで周りの健康な歯や組織にも影響が及ぶ可能性があります。軽度の場合には虫歯や歯周病の治療で抜歯しなくても大丈夫な可能性もあります。

 

・親知らずが斜めや横向きに生えている

親知らずがほかの歯と違う向きの生え方をしていると、プラークがたまりやすく虫歯のリスクも高くなります。また隣の歯を押すことで歯並びにも影響を与える可能性があります。

 

・噛み合う歯がない

親知らずが上下どちらか片方だけに生えている場合や先述のとおり生えている向きが異なる場合にはかみ合わせが合わなくなる場合があります。噛み合う歯がなく歯茎に当たって痛みがある場合には抜歯も検討します。

 

 

抜かなくても良い親知らず

 

・きれいに生えてしっかり噛み合っている

しっかり歯としての機能がある場合には抜歯の必要はありません。他の奥歯を抜歯した場合にも状態が良ければ親知らずを移植できる可能性もあります。

・骨に完全に埋まっている

歯茎や骨の中に完全に埋まっていたり、一部出ているが痛みなどの症状がない場合には抜歯しなくても良いことが多いです。

当院では親知らずの抜歯をするとき、特に下の親知らずの場合には大きな神経に近い可能性もあるため、CTを用いて3次元的に診査診断した後に安全に治療させていただいています。また抜歯後の注意点を説明させていただき、治療後には抗生剤、痛み止め、うがい薬を処方させていただいています。治療後には早い段階で消毒と傷の治りを確認させていただいています。痛みはないけど気になる方などもカウンセリングで相談させていただきますのでお気軽にお申し付けください。

スポーツと口腔の関係

2021年09月17日
 

こんにちは。歯科衛生士の岸です。

皆さんは最近、運動をしていますか?新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、お家で過ごす時間が増え、運動不足になってしまう方も増えたのではないかなと思います。しかし、運動不足から身体的及び精神的な健康を脅かす健康二次被害も懸念されます。意識的に運動・スポーツに取り組むことは、健康の保持・増進だけでなく、ストレス解消、自己免疫力を高めてウイルス性感染症を予防することにも役立ちます。そこで今回は、スポーツと口腔の深い関係についてご紹介します。

 

アスリートにとって、十分な栄養摂取のために、健全な口腔環境が不可欠なのは広く知られています。しかし、運動時の頑張りに欠かせない「スポーツクレンチング」についてはどうでしょうか?

 

スポーツクレンチングとは、スポーツ時の噛みしめであり、静的な構えと動的運動時の両方で起こります。スポーツクレンチングの発現はインパクト時にボールの力などに負けたくないとき、瞬発力の発揮時、体幹のブレを少なくしてエネルギーロスを少なくする必要があるときなどに見られます。

 

スポーツクレンチングにはさまざまな働きがあり、大脳皮質の活動性を向上させることなどが知られています。結果として運動能力、平衡機能、安全性に影響することが理解されています。ただし、不必要な場面での不要な噛みしめは身体を緊張させることになり、円滑な動作を阻害しますので注意が必要です。

 

 

 

このようにスポーツクレンチングは多くのスポーツシーンで発現し、その効果も高いものと思われます。しかし、スポーツクレンチングを安全かつ効果的に行うには健全な顎口腔系であることが必要です。そのため、スポーツ時の傷害を予防・軽減する必要があり、マウスガードの活用が有効です。

 

マウスガードの外傷に対する効果

①顎口腔系外傷の予防・軽減

(直接外力から歯を保護、口唇や舌、頬に対する歯による損傷防止、衝撃から顎関節を保護するなど)

②間接的外力による脳震盪、頸部外傷の予防・軽減

③顎口腔系障害の予防・軽減

④他の選手に対する歯による外傷(歯が凶器)の予防・軽減

 

お湯などで軟化後、口腔内で適合を図る市販のタイプや、適合性・咬合関係において不適切なマウスガードの使用は、安全性や顎関節への負担、装着によるストレス、筋力や平衡機能などへのデメリットになってしまうこともあります。そのため、選手の口腔状態や参加種目、競技レベルに適したマウスガードを作成し、使用することがおすすめです。

当院でもスポーツ用のマウスガードを作成することが可能です。また、当医院の院長は、スポーツ歯科ドクターですので何でもお気軽にご相談くださいね!

 

雑誌「デンタルハイジーン」2021年7月号より転載

お子さんの歯並びについて

2021年09月10日

みなさんこんにちは!今回8月の歯の豆知識を担当させていただきます、歯科医師の中町侑右です。よろしくお願いします。

8月は毎日暑い日が続いていますね。特に岐阜は気温が高く、全国のニュースでも「今日は岐阜が一番暑くなりました」といった言葉をよく耳にします。外出中はもちろんですが、室内でも暑さ対策には十分に気をつけたいところです。

夏休みに入りお子さんの来院も増えています。虫歯予防のフッ素や普段の磨き残し、歯石除去のお掃除など、定期的なメインテナンスは大人だけでなくお子さんにとっても大事になってきます。それに加えて、お子さん特有のチェックポイントになってくるのが、歯の生え変わりです。今日はお子さんの歯並びについて少しお話しできればと思います。

歯の生え変わり

子供の歯の生え変わりはおおよそ6歳くらいから始まります。3歳までに乳歯列が完成し、6歳くらいになるとその乳歯列よりも奥から第一大臼歯(6歳臼歯とも呼ばれます)が生えてきます。それと同じくらいの時期から下顎の1番前の乳歯(第一乳切歯)が抜けて、後継永久歯が生えてきます。その後に上顎の一番前の乳歯が抜けて生え変わり、その次に下顎の2番目の乳歯が抜けて、と順に続いていきます。

もちろん順番には個人差もありますが生え変わりの始まりは、ほとんどのお子さんがこのような経過をたどっていきます。普段からお子さんのお口の中をよく見ていただいている親御さんなどはこの頃になると、お子さんの歯並びにも関心が高くなってくるかと思います。特に下顎の1番目の永久歯は内側から生え始めることも多くあります。このままだと歯並びがカタカタになってしまうのではないか、というご相談もこの頃から増えてきます。

 

矯正のスタート

顎の骨のスペースが少ないと、永久歯への生え変わりで歯並びはカタカタになってしまいます。また上顎と下顎の成長のバランスが良くないと噛み合わせも悪くなってきます。もちろん指吸いや爪噛みなどの癖も歯並びにかなり大きな影響を与えます。そういった問題に対しては早めに矯正治療を始めていく必要があります。ではどのタイミングで矯正治療を考えていけばいいのでしょうか?

矯正を始めていくタイミングは、上顎と下顎の生え変わりが始まる頃です。具体的に言うと上顎と下顎の1番目の永久歯が生え、2番目の歯も生え変わりが始まる頃に矯正のスタートを考えていかなければいけません。

 

子供の矯正

お子さんの矯正は顎の成長を手伝ってあげて歯を並べていくというようなイメージです。ですので、成長のタイミングを逃してしまうと治療方法も変わってきてしまい、矯正スタートのタイミングを逃さないことが大事になってきます。

定期的に通っていただいているお子さんは、例えば乳歯列の時期から顎のスペースが少なくなるということはある程度予測できます。また虫歯などにより乳歯が抜けてしまったりしても、上手く顎の成長を手伝っていけないこともあるので、虫歯の治療、予防も大事になります。お子さんの生え変わりが始まり、急に矯正のことを考えないといけなくなった、といったことがないように、小さい頃から一緒にお口の成長を見させていただければと思います。

また定期検診に通われていないお子さんでも、6歳臼歯と前歯が生えて来る時期が歯並びチェックの時期になるので、いつでも矯正、噛み合わせについてご相談下さい。

親知らずを抜く前にお読み下さい!

2021年08月03日

こんにちは。歯科助手の村瀬です。

私は2年前に、矯正治療をしていました!スペース不足だったため、歯を何本か抜歯しました。

親知らず3本とその他にも3本抜歯しましたが、下の親知らずは横向きで、しっかり生えてきていなかったので歯ぐきを切って、抜きました。歯ぐきを切ったからなのか、抜歯後もかなり痛くてしばらくはおかゆやうどんを食べていたことを思い出しました。当時は、痛くて辛かったですが、今思うと抜いておいて良かったなと思います。

それでは、今回は抜歯についてのお話をさせていただきます!抜歯をしたことがある方は、当時のことを思い出しながら読んでみてください!

抜歯を受けるときは誰だってドキドキするものです。患者さんの体調に合わせて安全に処置を受けていただくために、歯科医院では事前にこんな事をお願いしています。

 

 

1つめは、持病について教えてください。

高血圧や心臓病の方は、血圧や心拍数が上がり、脳出血や心筋梗塞を起こしては大変です。ドキドキしにくい麻酔薬(アドレナリンを含まない)を選び抜歯します。また、出血が止まりにくいので、抜歯後の経過観察にご協力ください。

糖尿病や心臓弁膜症の方は、術後に感染を起こしやすく治癒が遅くなります。抜歯前から抗菌薬を処方することもありますので、歯科医院にお伝えください。

2つめは、飲んでいるお薬についてです。

糖尿病のお薬を飲んでいる方は、抜歯後痛みでお食事がとれない時にお薬を

服用すると血糖値が下がり過ぎてしまいます。

場合によっては、一時的に服用を休む必要もあります。

骨粗しょう症のお薬を飲んでいる方は、骨吸収抑制薬の副作用で、

抜歯後ごくまれに顎の骨の壊死が起きる可能性があります。お口の清潔を心がけましょう。

血液サラサラの薬を飲んでいる方は、出血が止まりにくくなる可能性があります。止血剤や縫合の準備が必要になるので必ず教えてください!服用を急に止めると心筋梗塞や脳梗塞のリスクが上がり危険です。休薬は必ずかかりつけ医に確認をして下さい。

3つめは、歯科が苦手な方はご相談ください。

パニック障害の方は、抜歯をする際はかならずかかりつけ医に相談し、鎮静薬を処方してもらいましょう。抜歯中にイヤフォンで音楽を聴いて気を紛らわすのもおすすめです。

また、親知らずの抜歯は時間がかかる場合があります。リラックスして抜歯が受けられる笑気鎮静、静脈鎮静の使用も可能です。

次に、抜歯当日の注意事項です。まずは、医師から服用の中断指示がない場合は、持病の薬は普段通り服用してください。勝手に中断してしまうのは危険です。そして、当日体調がすぐれない場合は、抜歯を延期しましょう。処置中に気分が悪くなったり、脳貧血を起こしては大変です。

最後に、抜歯終了後の注意事項です。

出血が止まりにくくなる可能性があるので、抜歯当日の歯みがきはお休みし、翌日からは傷を避けて歯みがきをしましょう。うがいは水を含む程度に。お風呂は湯船に入るのはいいですが、血圧が上がりやすくなるので長風呂は控えましょう。

頬が腫れて熱を持っているとき、冷やすのはいいですが、冷やし過ぎは禁物です。氷や保冷剤は傷の治りが遅くなるので、冷水を絞ったタオル程度にすると良いです。腫れがあるうちは、長風呂・飲酒・激しい運動は控えましょう。

当日の食事は、麻酔が切れてからにしましょう。麻酔が効いていると頬や唇を噛みやすくなります。

抜いた直後は出血があるので、ガーゼを10~20分噛んで止血します。翌日までは唾液に混ざる程度の出血はある可能性があります。

唇や顎にしびれが残る場合があります。早期に対応するほど治りやすいので、早めにお電話を下さい。

抜歯後、30~60分で麻酔が切れてきます。痛むときは我慢せず痛み止めを飲みましょう。細菌感染しないように、処方された抗菌薬は必ずきちんと飲みましょう。

 

実はガムってすごいんです! 

2021年08月02日

こんにちは、歯科衛生士の井上です。

普段、みなさんはガムを噛む習慣ってありますか?私は朝出勤する時の眠気覚ましに使ったり、帰りの車の中で口寂しさや空腹を紛らわしたりするのにガムをよく噛んでいます。風船のように膨らませることができるガムやミントやフルーツなどいろいろな味があったり、商品によってはさまざまな効果が期待されて販売されていたりするものがありますね。現在だと手軽にスーパーやコンビニでたくさんのガム売られており、気に入ったものを購入できますが、実は歯医者でしか買うことができないガム(デンタルガム)があるんです!ご存じでしたか?

今日はそのデンタルガムについてお話していこうと思います。

➀一般的なガムとデンタルガムの違いについて

まず一般的なガムはスティック状やブロック状の”板ガム”や形に関係なく風船状に膨らむ“風船ガム”、糖類で表面をコーティングされている“糖衣ガム”があります。また、甘味料の種類から砂糖・ブドウ糖などが使われている“シュガータイプ”、キシリトールやマルチトースを使用した“シュガーレスタイプ”に分けられます。しかし、キシリトールが含まれているガムでもシュガーレスではないものもあるため、おやつやお菓子の一つとして考えましょう。


デンタルガムの場合だと、ガムのさまざまな効果に加えて、歯や口腔内環境にいい効果を与えるものです。また、「ガムを噛むことで口を十分に動かす」ということもガムの固さによっては期待することもできます。

➁ガムを噛むことで得られる効果について

デンタルガム(ガム)を噛むことによって唾液が出てくるようになります。その唾液が分泌されることによって口腔機能としての消化や潤滑・免疫としての役割もありますが、虫歯予防の観点としては食渣を洗い流す洗浄作用、エナメル質脱灰を修復する再石灰化作用、phを調整する緩衝作用が重要な役割となります。

また、ガムをよく噛むことによって脳の活動を活性にすることがわかっていたり、咀嚼筋が活発に働くことが姿勢を正しい位置に戻すことにも効果があるといわたりしています。そして、ガムを噛むことによりさまざまな筋肉が動くので、口腔周囲の筋肉のトレーニングにもつながっていきます。コロナ禍の現在ではマスク生活があたり前となっていますが、マスクをしていると口呼吸になっていることが多いことが指摘されています。口呼吸をしていると筋肉は脱力してしまいさまざまな問題を引き起こしてしまいます。お口がぽかんの状態だと口唇の力が働かず、舌が下に下がってしまい、余計な力がかかるなど、歯列不正や咬み合わせのバランスを崩す原因にもなってしまいます。また、唾液を飲み込む際に通常だと“スポット”と呼ばれる上あごの前方に舌の先がつくはずが、前歯を押すような形で飲み込んでいる(乳児嚥下)こともあります。こういった問題をガムを噛んで口腔機能のバランスを整えてあげることで改善していくこともできます。

➂日常にデンタルガムと取り入れていくには…?

車のカップホルダーにガムのボトルをいれて、車に乗ったらガムを噛んでみたり、お子さんの場合であれば、ゲームや勉強をしている際にお口ぽかん防止にガムを噛んでみるのもいいと思います。

もし、習慣化できたともしても気をつけたいのがただ噛むのではなく、左右均等に噛むということも注意してガムを噛みましょう!

当院でも歯科専売のガムを取り扱ってますし、市販も物でも効果を得られるのでぜひガムのある生活を取り入れてみては?

雑誌「デンタルハイジーン」 2021年5月号より転載

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