
秋になると「ドライマウス」が増えると聞きました。どのような病気ですか?
秋になると空気が乾燥します、それに伴って口腔内も乾燥し唾液の減少によりドライマウスになる場合が多いです。
唾液減少の原因は、常用薬の副作用・加齢・咬合力の低下が3大原因と言われています、また、
女性に多いのも特徴の1つです。
ドライマウスとは口腔内が乾燥している状態でそれ自体は病気ではありませんが唾液の分泌量が減ると口腔内の自浄作用・殺菌作用・止血作用など唾液の様々な働きが低下して歯周病や虫歯の原因になります。また、口で呼吸することで唾液が蒸発して乾燥することで口臭の悪化・摂食障害・味覚障害・発音障害などが現れることがあります。
原因はシェーグレン症候群(自己免疫疾患)などの病気や年齢による唾液量の低下・緊張・ストレス・薬の副作用などによる交換神経の刺激で唾液の分泌量が少なくなることで起こります。
ご家庭で出来る事は口呼吸を減らす・こまめに水分をとる・リラックスする事で予防出来る場合もありますが内科・口腔外科などでドライマウスと診断された場合は人工唾液と言うスプレーや内服薬が必要な事もあります。先ずは かかりつけの歯科医院で相談されてはいかがでしょうか。