②小児歯科

えんどう歯科・矯正歯科クリニックの小児歯科

当院の小児歯科についてご紹介します。

子どもが通いたいと思う歯医者さん

えんどう歯科・矯正歯科クリニックでは、頑張って歯医者さんへ来てくれたお子様に対して
 『押さえつけない』
 『無理やりしない』
 『歯医者嫌いにさせない』
治療を目指しています。

当院を開業したばかりの頃、若さとやる気に満ちあふれていた当時の私は、「虫歯はしっかり全部取りのぞいく!」ということを最優先にしておりました。
ですのでお子様の治療も、嫌がって動くお子様の体を押さえながら治療する、ということもたびたびありました。

子どもと歯医者

そういう治療をしていると、お子様は歯医者を嫌いになり、通えなくなってしまいます。 また、それらの経験が、大きくなってから歯科恐怖症を発症させてしまうこともあります。
そのようなことがなるべく起きないように、えんどう歯科・矯正歯科クリニックのお子様への治療は、歯並びの影響を受けて虫歯になってしまった場合や歯列矯正をするために必要な虫歯の治療を除いて、お子様にたいして無理やり治療する、ということは行いません。神経の治療もなるべく避けながら、例えば虫歯の進行止めを塗る、歯ブラシで歯をみがくだけ、など、今できる範囲の治療を行います。

ひとりひとりに合わせて、お子様が歯医者にゆっくり慣れていけるよう、お手伝いをさせていただいています。

こういったことから、学校歯科健診や地域歯科健診で虫歯あり、という診断をうけることがありますが、2~3か月ごとに定期的に進行度合いをチェックさせていただいていますのでご安心ください。

検診

先日、患者様から次のような貴重なご意見をいただきました。
「子供も転院先でレントゲンを撮ったところ、治したばかりの被せものの下に虫歯が残っていました。」
ご意見いただきました患者様には大変不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございません。今後とも、より研鑚を重ねてまいります。

また、押さえつけてもいいので子供のむし歯の治療をしてほしい、というご希望に対しまして、その場合は大学病院へ紹介させていただきますので、お申し付けください。

長い目で見たときに、お子様が大人になって自分の子供が生まれたとき、孫が生まれたとき、そのお子様やお孫様を連れて来ていただける、そんな歯科医院を目指しています。

お子様の歯について

乳歯は永久歯よりも歯の溝が複雑で深く、しかも柔らかくて酸にも弱いため、すぐ虫歯になります。進行もあっという間です。
虫歯に気づいたら、すぐに治療を受けることが大切です。
乳歯には、永久歯を正しい位置に生えるよう導く役割があるため、「永久歯に生え変わるから問題ない」と放置すると乳歯を失うことになり、永久歯の歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼしてしまいます。
生涯自分の歯で過ごすためには、乳歯の時期から予防に努めることが大切です。
子どもの歯

お子様の虫歯予防も行なっています

乳歯は、年齢によって虫歯になりやすい場所が変わるので、年に数回定期健診を受け、ブラッシング指導や口腔内チェックを受けましょう。
生涯自分の歯で過ごすためには、乳歯の時期から予防に努めることが大切です。
虫歯を早期発見、早期治療することでお子様の治療の負担が軽くなり、歯科医院で治療を受けるストレスもなくなります。
当院では、治療を嫌がるお子様にも優しく接し、できる限り痛みを感じさせないような治療を行なっています。お子様が歯科医院を嫌いにならず、前向きな姿勢で治療を受けられるよう、スタッフ一同努力しています。
歯磨きの練習をする子ども

フッ素塗布で歯を強くします

フッ素塗布は、乳歯や生えたばかりの永久歯の虫歯予防に高い効果があります。
乳歯や生えたばかりの永久歯のエナメル質は、構造が不安定で整っていないために、虫歯菌の産生する酸に対して弱く、虫歯になりやすいのです。
しかしフッ素を塗布することで、酸に強い構造にすることができます。
乳臼歯(乳歯の奥歯)が生えてきたころ(1歳半ころ)から、第2大臼歯(12歳臼歯)が生えてしばらくの間(14~15歳くらいまで)は、フッ素塗布を行なうことをおすすめします。
笑顔の女の子

フッ素塗布によって得られるメリット

フッ素塗布は、乳歯や生えたばかりの永久歯に対する虫歯予防にとても効果的です。乳歯や生えたばかりの永久歯は、エナメル質がまだ不安定で、虫歯菌が出す酸に弱いため、虫歯になりやすいのです。しかし、フッ素を塗ることで、酸に強い歯を作ることができます。

おすすめの時期

乳歯の奥歯(乳臼歯)が生え始めた1歳半頃から、12歳臼歯(第2大臼歯)が生えた後の14~15歳頃までがフッ素塗布の効果を最大限に活かせる時期です。

フッ素塗布のメリット

お子さんの歯は、乳幼児から小学生まで成長とともに大きく変化します。そのため、歯並びやかみ合わせを良く保つためには、定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。お子さんの健康な歯を守るため、定期的な歯科受診とともに、フッ素塗布を行いましょう。

フッ素塗布の効果

虫歯に強い歯を作る

フッ素は歯の表面のエナメル質を強化し、虫歯菌の出す酸に溶けにくくします。

歯の再生(再石灰化)を促進

歯から溶け出したカルシウムやリンを再び歯に取り戻し、再石灰化を助けます。

虫歯菌の働きを抑える

虫歯菌が酸を出す量を減らし、歯を溶かす酸の発生を抑えます。

Q&A よくある質問

フッ素とはなんですか?

フッ素は自然界に存在する元素で、歯や骨の発育に役立つ微量元素です。人体にも含まれており、歯の健康に有益です。

フッ素は何の役に立ちますか?

近年の研究によって、以下の働きがあることが確認されています。

  1. 酸に対し抵抗力の強い歯を作る
  2. 細菌に作用し、虫歯の原因となる酸の生成をおさえる
  3. 虫歯になりかけた歯の表面を元に戻す
フッ素は危険ではありませんか?

フッ素は指示された量で使えばとても効果的かつ安全です。ただし、大量摂取は危険なので、過剰摂取にならないように注意しましょう。

フッ素は大人には効果がないのですか?

フッ素は子どもの歯に最も効果的ですが、大人にも一定の効果があります。フッ素は子どもから大人まで、誰でも利用できる虫歯予防法です。

フッ素を塗布していれば、虫歯になりませんか?

フッ素は確かに効果的ですが、完璧ではありません。他にも以下のことを心がけることが大切です

  1. 正しいブラッシングでの歯磨きを行なう
  2. かかりつけの歯科医院で定期検診を受ける
  3. 規則正しい生活習慣を心がける
  4. 食事の栄養バランスを考える
  5. 甘いおやつや飲み物を摂る頻度を下げる

キッズスペースがあり、お子様連れでも安心して治療が受けられます

キッズスペース

当院では保護者の方が治療を受けているときに、お子様を診療室に同伴していただくことができます。診療室のキッズスペースにお子様専用のいすをご用意しているので、待合室にお子様を一人きりにしておくのが不安という方も、安心して治療を受けていただけます。

キッズスペースのおもちゃ

また、ベビーカーも診療室にお持ちいただくことができるので、遠慮なさらずにお持ちください。

お子様の歯並びについて

幼少期は体だけでなく顎も成長しています。そのため、顎の骨の成長をコントロールできる6~14歳ぐらいまでの間に矯正治療を始めることによって、大人になったときの歯並びや噛み合わせを、より良い結果へと導ける可能性が高くなります。
正しい歯並びや噛み合わせは、全身の健康に直結します。必要に応じて矯正治療を行ない、歯並びや噛み合わせを正しくすることは、生涯健康で過ごせるかどうかを左右すると言っても過言ではありません。
幼少期は成長途中ではありますが、既に歯並びや噛み合わせの傾向がはっきりし始めています。
矯正中の子ども

お子様の健康のためにも、歯並びや嚙み合わせが気になりましたら、すぐにご相談ください。

診療科目