失った歯の治療③
こんにちは。歯科助手の池戸です。
前回は治療体験ブログで抜歯のお話をさせていただきました。

今回は、抜歯後の症状・注意点についてお話させていただきます。
その後の症状ですが、とくに腫れたり痛みが続くようなことはありませんでした。
ただ、食事中食べ物が傷口にあたると痛いので食事は反対側で噛むように意識していました。
少し食べづらかったですがすぐ慣れて食事も問題なかったです。
私の場合は抜歯後の傷口を縫合したので糸が気になっていましたが、抜歯から1週間ぐらいで抜糸したのでそれからは普通に生活できました。
抜歯後とくに注意していたのがドライソケットです。
抜歯後の代表的なトラブルのひとつに、ドライソケットがあります。
通常、歯を抜いたあとの穴には「血餅(けっぺい)」と呼ばれる血のかたまりが形成されます。
この血餅は、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぎながら、傷口の治癒を促す“フタ”のような重要な役割を担っています。
しかし、何らかの原因でこの血餅がはがれたり、うまく形成されなかった場合、骨が露出した状態となり、強い痛みを伴う「ドライソケット」を発症します。
症状の特徴としては、
・抜歯直後よりも、2〜3日後から痛みが強くなる
・ズキズキとした持続的な痛みがある
・痛み止めが効きにくい
といった点が挙げられます。
原因として多いのは、
・強いうがい(頻回なブクブクうがい)
・喫煙(血流低下や治癒遅延)
・舌や指で傷口を触る
などで、これらが血餅の脱落につながります。
血餅は傷口にぶにぶにした異物感がありうがいをしてすっきりしたくなりますが、それは大事なフタを洗い流してしまうことになるので注意しましょう。また傷口を清潔に保とうと歯磨きのときに傷口をこするのもいけません。予防として最も大切なのは、血餅を守ることです。抜歯当日は強いうがいを避け、安静に過ごすこと、また喫煙や刺激行為を控えることが、ドライソケットのリスクを大きく下げます。
術後の過ごし方ひとつで、治り方は大きく変わります。
患者さんご自身にも注意点をしっかり守っていただくことが、スムーズな治癒につながります。
ドライソケットの治療は歯科医院で行い、必要に応じて数回の通院が必要になることもありますが、適切な管理により徐々に症状は改善していきます。重症化を防ぐためにも「痛みが強くなってきた」「違和感が長引く」といった場合は、ご相談ください。
次回はその後の経過や治療についてお話させていただきます。



