病院にて、 ＭＲＩ検査は矯正装置が入っていたら「出来ない」または、「通っている歯科医に確認するように」といわれることが多いと思います。
ＭＲＩは磁石を使った検査ですので、体内・体外の金属は磁場に引っ張られて飛んだり、計器が壊れたり、金属が熱をもつことがあります。また、ＭＲＩの画像自体も金属の影響を受けて見づらくなります。
矯正装置は歯にしっかり固定されているため、飛び出すことはありませんし、金属の量としては一般的な歯の被せと同等かそれ以下なので熱に関しても問題ありません。
ただし、画像が見づらくなりますので、頭部ＭＲＩの撮影では奥歯のバンドの装置（矯正装置の中では比較的金属量が多い装置）は、外させていただきます。頭部のＭＲＩ検査が決まった場合にはお早めにお知らせください。
現在ではＭＲＩ装置の性能が向上しており、また、ＣＴなどの他の方法でも目的の検査ができる場合が多いので、口の中の金属を除去する必要は少ないように思われます。
