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新型コロナウイル、インフルエンザウイルス感染への対策について

  皆様こんにちは!!今月の歯の豆知識を担当させていただく、 えんどう歯科・矯正歯科クリニックの池上です!! 様々な出来事があった2020年が終わり、2021年が新たにスタートしました! もう早1ヶ月が過ぎようとしています。皆様いかがお過ごしでしょうか。 年明けすぐに、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県の11の都府県で緊急事態宣言が出され我慢の生活を続けられている方がほとんどだと思います。色々な思いがあると思いますが感染防止に気をつけて生活していきましょう!!   例年、冬になるとインフルエンザウイルスの流行があります。今年は新型コロナウイルスについてのニュース、情報が多く報道されていますが、インフルエンザウイルスによる感染も例年通り起こります。インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスはウイルスに罹患すると症状が似ていると言われております。インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスの同時流行期にどのように対策をしていくか。考えていかないといけない時期でもあります。 そこで今回はウイルス感染予防につながる口腔のお話をしていこうと思います。   先日、当院院長の遠藤がUPした内容も参考になりますので よろしければ一緒に御一読ください。  

口腔環境が良ければ感染予防につながるのでしょうか?

2020年09月10日
口腔環境が良ければ感染予防につながるのでしょうか?
 
  1. 唾液の働きとは?
唾液は様々な働きを普段からしてくれています。主な働きには、自浄作用、潤滑作用、抗菌作用、消化作用、味覚作用、再石灰化作用、緩衝作用が挙げられます。 その中の抗菌作用とは、口に入って来た様々な細菌やウイルスなどの体内への侵入を阻止する作用のことです。唾液中には自身の抗体が存在し、その中にIgAという抗体があります。外から入ってくる細菌やウイルス、またはもともとお口の中に存在する細菌が体の中に入って来た時の阻止に働くと言われています。  
  1. お口の中のケアの方法
唾液の作用で抗菌作用というものがあるものの、お口の中がキレイな状態でないと、細菌は増えてしまい、健康へとは繋がりません。今では感染症対策でみなさんがマスクをして生活されていると思います。マスクを長時間しているとお口の中が乾いてしまい、唾液が減り、唾液の自浄作用、抗菌作用、再石灰化作用が働かず、虫歯、歯周病が増えてしまうということも考えられます。そこで大切になってくるのが次にあげる歯磨きなどの口腔ケアです。    
  • 歯みがき
歯ブラシ、電動歯ブラシなどで歯の表面についた歯垢(汚れ)を落としていきます。  
  • 清掃補助用具での歯間清掃
普段の歯みがきで歯の表面の汚れは落ちても、歯と歯の間の汚れを歯ブラシで取るのには限界があります。そこで歯間ブラシやデンタルフロスなどの清掃補助用具を使用し、歯と歯の間の汚れを取り除きます。 薬用洗口液には様々な種類がありますが、基本的な効果で歯垢(歯の汚れ)の付着防止、歯肉炎の予防、口臭の予防などが挙げられます。歯みがき後に適用量お口に含み、お口の中を洗います。薬用洗口液の使用  
  • 定期的な歯科検診
定期に歯科検診をし、超音波の機械での歯と歯ぐきの間のお手入れをし、虫歯、歯周病の発生を予防します。     3.舌の掃除   舌の表面にも汚れはたまり、たまった汚れは舌苔と呼ばれます。 舌苔の中にも細菌などがおり、口臭の原因などにもなります。 舌磨き専用の毛先が柔らかい舌ブラシというものがあります。舌ブラシを用いて優しく舌の表面をお掃除して下さい。ですが、舌には味蕾と呼ばれる味を感じる大切な器官があります。強く舌を磨きすぎると味蕾を傷つけてしまい味の感覚に変化で出てしまう可能性もあるので、舌を上顎に押し付け汚れを取るだけこ方法でもよろしいかと思います。 最後に ここまで唾液作用や働き、口腔ケアの方法についてお話させていただきました。 今の世の中の状況だと、進んで歯科検診に行こうという気にもなれないかもしれませんが、前述した①〜③はお家にある普段の生活の中でもできることなので、是非参考にしてみて下さい。 それでは皆さま、 新型コロナウイルス、インフルエンザウイルスに感染しないよう、マスクの着用、手洗い、うがいはもちろんのことですが、口腔ケアにも意識していただき、口腔内を清潔な状態に保つことを心掛けて生活していきましょう!! 何かご不明な点がございましたら、当医院のドクター、スタッフにお気軽にお声掛け下さい!!