ブログ

歯周病について

今月は私、副医院長の 遠藤奈穂 が担当させて頂きます。 今月より、数回に亘って歯周病についてご説明させて頂きます。 私の担当致します。シリーズの第一回目は、大きく歯周病について。です。   まず、歯周病とは・・・端的に言いますと・・・・・ 最近の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。   多くは歯と歯茎の溝(=歯肉溝と言います)の清掃が行き届いてない場合、その場所で細菌が増殖することにより、その細菌の出す毒素で、歯を支える骨が溶けてしまい、ひどい場合は歯周病により支える骨がなくなり、その結果、

歯は抜け落ちてしまう。

という状況に陥る病気です。 少し話は飛び、お口の中には もともと細菌がうようよいます。どれくらいなのかと言うと、唾液1ml中に約1億個! 病的な状態でなくても、常に細菌がいます。この細菌は普段あまり悪いことをする菌ではないのですが、ブラッシングが充分ではなかったり、細菌の栄養となる砂糖の過剰摂取などにより、細菌自身が歯の表面にネバネバの物質である歯垢(=プラークと言う)を作り出し、くっつけていきます。 このプラークの中には1グラム当たり、約100億個の細菌がいます。 これは、人間の糞便1グラム当たりの細菌数より多いのです。 こう考えると、

汚い(>_<)ですよね・・・。

  このプラークの中の細菌が歯に悪さをして、歯茎にも、そして、歯を支えている骨をも溶かしていくのです。 歯周病とはそういう病気です。     しかし、歯周病ってこれだけの原因だけではないのです。 ここまでの事はメディアにても、広く報道され、知れ渡っていることだと思います。 これ以外にも歯周病になる原因はあるのです。

○過度な噛み合わせの力がかかった時・・・

 所謂、歯ぎしりや、くいしばりによる悪習癖によるもの。

○ストレスのよるもの。

○喫煙によるもの。

○全身的な疾患を持っていらっしゃる方・・・糖尿病、骨粗鬆症など。

○薬による影響

○女性に多いホルモンのバランス。

    これらによっても、歯を支える骨が崩れていく場合があります。 当医院の場合、これらが原因の時で、 その原因がわかっている場合は、それに対処する方法を患者様と一緒に考え、 分からない場合は、探求していき、わかった時点で、歯周病の程度を緩和する、または、治療する方法を 提案させて頂いております。   さて、第一回目、歯周病についてのお話、まずは、歯周病になるメカニズムを知っておかれた上で、次のお話に参りたいと思います。 では、皆様、歯周病第二回目まで・・・・・ 乞うご期待!!!!!((笑))   遠藤奈穂でした。