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歯の着色原因について

皆さんこんにちは。 今回歯の豆知識を担当させていただきます、大森です。 よろしくお願いします。   7月になりだんだん暑くなってきましたが、水分補給はしっかりとり夏バテしないよう気をつけてくださいね。 また冷たい飲み物、例えばアイスコーヒーやお茶が美味しくなってきましたが、今回のテーマは、歯の着色についてです。 まず歯の着色の原因は大きく分けて2つ、外因性、内因性と分かれます。   外因性とはその名の通り外来の色素が歯の表面に沈着(ステインとも言います)することです。 種類としては、 歯表面への歯垢の蓄積、歯石の沈着、飲食物(例えばコーヒー、紅茶、お茶、ワイン、カレーなど) による沈着、嗜好品中(タバコのヤニなど)の色素の沈着、虫歯、アマルガムなど修復物による着色などがあります。 さらにステインの原因になりやすい食べ物と一緒に、炭酸飲料、アルコール飲料、クエン酸飲料、柑橘類などを食べると余計に着色しやすくなります。   これらは原因物質の摂取抑制、コーヒーを飲んだ後に水を飲む、うがいをするだけでも着色の抑制になりますし、「水を飲むの忘れた」「うがいはめんどくさいなぁ」という方はガムを噛んで唾液を出すことにより抑制することもできます。 また日常の口腔清掃の徹底、専門的歯面清掃により色調を改善できることがあります。   内因性とは、増齢による変色、歯の打撲や歯の神経が変性や死んでしまうことによる変色、歯質組織に取り込まれているエナメル質•象牙質の形成中または形成後に色素が沈着することによる着色(遺伝性、先天性、代謝性、薬剤性)がこれらに含まれます。   内因性が原因の場合は口腔清掃や歯面研磨では効果が弱く、ホワイトニングや被せ物などが適応になります。ただ濃い着色の場合はホワイトニングではなく被せ物になる場合があります。   外因性が原因の方でも、本格的に治したいという方はホワイトニングも可能です。   歯の黄ばみやくすみの原因にはまず外因性、内因性があると述べましたが、 「自分の着色はどの分類なのか?」や、 「なんでもいいけどとりあえずこの着色を薄くしたい」 「歯をキレイにしたい!」 「ホワイトニングについて詳しく聞いてみたい」 など、当院では患者様ご自身で感じていることをカウンセリングからお聞かせいただき、一人一人の症状にあった治療計画を立てた上で納得していただけるよう努めています。着色以外でも何か気になることがある方も是非ご気楽にお問い合わせください。