ブログ

食いしばり(TCH)続編

  皆様、お久しぶりになります。 遠藤奈穂です。 11月になり、グッと涼しく?寒くなりましたね? コロナも落ち着いたと思ったら、第8波・・・。 収束という日は来るのでしょうか?政府はインフルエンザと同等にするつもりなのでしょうか? かかられる科により、5類にするべきかどうかには意識的差があるようです。 そんなアンケート結果もあるようですね。 が、今回のテーマはそのことではなく、 食いしばり(TCH)、続編というところでまいりたいと思います。 食いしばりに感しては以前のブログにもあります通り、頭頸部に関しては以前のものを、または、スタッフブログをみていただければわかりやすく解説をしていますので、そちらも参考になさってください。 私はもっとずっと前から疑問を抱いていた事です。 食いしばりや、歯の疾患に関しても、予防予防と歯科が言うなれば、もっとホリスティックに見ていかないといけないのではないかと思っている一人です。   話は少し変わりますが、糖尿病を患ってらっしゃる方はご存知かと思いますが、日本糖尿病協会という公益社団法人の会がございまして、そこが出版されている「さかえ」という雑誌がございます。 こちらは医療人でなくても読める面白い月刊誌なのですが、 その雑誌の7月号に面白いことが掲載されていました。 「マインドフルネス」についてです。 そこで、今回は食いしばりをマインドフルネスで回避する事についてのお話です。   今コロナで、出不足のため、お家トレーニングを余儀なくされていらっしゃる方も多い中、この言葉はかなり皆様に周知の言葉になってきました。 「マインドフルネスとは今、やらないといけない事や、考えている事、頭の中に浮かんでくる色んな心配事や、邪念を全て取り払い、今現在の五感にだけ耳を傾け、気づきを求めること」 というのが、一番わかりやすい解説でしょうか? 私はヨガのインストラクターも行っており(ヨガのレッスンではマインドフルネスは毎回当然の如く行われる行事なのです)ヨガの呼吸で、五感に耳を傾ける作業を行うのですが、 その、マインドフルネスが糖尿病だけではなく、あらゆる疾患に適応するのでは? と、少し前から言われ始め、エビデンスが続々と出てきたのが現在です。 ちなみに、マインドフルネスが有名になったのは、有名なIT企業が社員研修に取り入れたためだと言われています。 「さかえ」にもマインドフルネスでマインドフルイーティングをしようと書かれてあります。 マインドフルイーティングに関しては、専門の先生にお任せをして、 歯科に関して言えば、 何らかのストレスが原因で、筋肉の拘縮が起こり、それが全身に起こってしまったため、食いしばりが起こり、それだけではなく、肩こり、腰痛、など、心と体のバランスの偏りが起こってきてしまうのです。   頭頸部だけをストレッチしても、良くならないのはそのわけです。 全てがつながり、歯科の病変が生まれます。 食いしばりはその一つです。 習慣病とも言えるのでしょうか?現代病ですね?   ただ、これをどうやって回避するかというと、 ストレスを蒸散させる術を身につけること!!これが一番なのです。 現代の日本人は自律神経が整っていないと言われます。 それは、交感神経と副交感神経が上手く成り立たないのです。 起きて活発に活動する時は交感神経が優位に立ちます。 寝るよーーーという時には副交感神経が優位に立たなければならないのですが、 その、メリハリが付いていないと、顎はリラックスしていないといけない時に噛んでしまう。 噛まなくて良い時に噛んでしまい、食いしばりが起こるのです。 交感神経が高ぶってしまうので、噛んでしまいます。 全身の筋肉を緩めて、マインドフルネスの状態に慣れていくと、食いしばりはなくなります。 また、その方法に関して、医療人としての私がこうやれば効率よくマインドフルネスの状態に持っていけるという動画も出そうと思っています。次回、私の回で、もう少し詳しくご紹介できたらとも思っております。   もうすぐ年の瀬、 皆様、時節柄、体調崩されませんように!! 次号でまたお会いしましょう。   遠藤奈穂