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入れ歯についてよくある質問

皆さん、こんにちは! えんどう歯科・矯正歯科クリニック 歯科医師の池上です。 今月のえんどう歯科の歯の豆知識ブログを担当させていただきます。   今年は例年以上に暑い日が続いていて大変ですが、夏真っ盛りですね! 夏といえばお盆休みにご家族とお会いしたり、どこかに旅行に行かれる方は多くいらっしゃると思います^_^ 久しぶりにご家族、親戚の方とお会いするのなら楽しく沢山お話しをしたい、どこかに旅行に行くのなら美味しいご飯をしっかり食べたいと思うものですよね! 長期休み前やご自身の予定に合わせて入れ歯を作りたい、新調したいとおっしゃられる患者様もいらっしゃいます。 そこで今回は 入れ歯を作るには何日かかるのか? どのような工程・治療で入れ歯が出来上がってくるのか? この2つのことについてお話しをしていこうと思います!   〜入れ歯治療の流れ〜 ①口腔内診査(お口の中の診査) まず、お口の中の診査をします。 ここでどのような方法、形で患者様に合った入れ歯を作って行けばいいのかを調べて、 治療の予定を立てていきます。   ②印象採得(お口の中での型採り) 印象用トレーとよばれる金属の型枠を使い、患者様のお口の中の型採りをしていきます。 この時は患者様のお口のにしっかりと合った入れ歯を作るために精密な形採りをしていきます。     ③咬合採得(噛み合わせの状態の記録) 咬合床とよばれるロウでできた器材を用いて 患者様の上あご、下あごの噛み合わせ状態を記録していきます。 ここでは患者様のあごで入れ歯の前後の位置、上下の高さ、左右のバランスをしっかりと記録していきます。     ロウ義歯試適(ロウで出来てきた入れ歯の試し入れ) ①から③までの工程で記録してきた患者様のお口の状態を基に 仮のロウでできた入れ歯を使って、歯の並び方や歯の色、形、噛み合わせを最終確認していきます。   新義歯完成・装着(新しく出来上がって来た入れ歯をお口に入れていきます) ①から④まで工程を終えた患者様のお口に合った入れ歯が出来上がってきます。 このような治療の流れで入れ歯というものは出来上がってきます。 さて、①〜⑤の5つの工程で新しいお口に合った入れ歯が出来上がってきましたが、 ここから本当に患者様のお口に合った入れ歯にしていくために大事な治療が始まります。   ⑥新義歯調整期間(お口の中で入れ歯を調整していく期間) 新しく出来上がってきた入れ歯を調整材を用いて細かく調整していきます。 お口の中で、歯科医師が痛いところ、違和感があるところなど、患者様に質問しお話しを聞きながら細かな調整を繰り返していきます。 新しい入れ歯をお口に入れて生活していただき、次回来院時に痛いところ、違和感があるところなど使っていただいた感想を聞き、痛み、違和感がなくなるよう細かい調整を重ねていきます。 この治療を何回か続けていくと、本当に自分のお口の中にあった入れ歯が出来上がってくるのです。   すんなりと新しい入れ歯を使えるようになる患者様、痛いところがあり何回か入れ歯の調整を受けて新しい入れ歯を使えるようになる患者様など、お使いになれるようになる時期は決まっておらず、患者様により個人差があります。   〜最後に〜 上記の治療の流れで新しい入れ歯は出来上がってくるということがご理解頂けたでしょうか^_^ お口の中の歯ぐきの形、骨の形は年齢やお口の中の状態により変わっていくものですので、入れ歯を使っていく上で入れ歯の調整というものは必要になってきます。。 上記の①〜⑥治療工程で入れ歯というものは出来上がってきますので、 入れ歯を入れるためには最適でも6回の工程の治療(約6週間)をしていくということになります。     なので、入れ歯を入れたい、新調したいとお考えの患者様にはご都合、ご予定に合わせた早めの治療を考えいただく事をお勧めしております。 当たり前ですが、入れ歯の形は変化しませんが、お口の中の状態(歯肉・骨)は変化していきます。一度痛くない入れ歯を入れてもお口の中の状態が変化すると合わなくなります。 合わない入れ歯を長い間使い続けるとお口の状態や骨吸収が大きくなりますので1年に一度は歯科医院での定期検診をおすすめします。 何かお口の中の事でお困りのこと、わからないことがありましたらお気軽にご連絡していただき、スタッフにご相談ください! お待ちしています!