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不正咬合の原因について

皆さんこんにちは えんどう歯科・矯正歯科クリニックの吉田です。   今回は不正咬合の原因についてお話していこうと思います。 まず、皆さんは不正咬合という言葉を知っていますか? 不正咬合とは、咬合異常とも言われ、歯並びや噛み合わせが悪い状態のことを指します。 不正咬合は、口元の見た目に影響するだけでなく、噛む機能などに異常を引き起こしてしまい、日常生活にも影響を及ぼしてしまいます。   そこで、みなさんは不正咬合の原因は何だと思いますか?   不正咬合には一般的原因と局所的原因があります。 一般的原因としては、 先天的原因(出生前に原因があるもの) ・遺伝 ・先天異常 ・歯数の異常 ・歯の形態異常    があり、   後天的原因(出生後に原因があるもの) ・顎の発達異常 ・外傷 ・内分泌障害     がありす。   局所的原因としては、 歯数の異常、歯の形態異常 口腔習癖      があります。   そこで口腔習癖について詳しく説明していきます。   口腔習癖には、 1つ目、母指吸引癖があります。これは指しゃぶりのことです。そもそも指しゃぶりは、ヒトが生まれた時にもっている哺乳反射のことで、生後の口腔機能の発展に伴い、生後4〜5か月頃の乳児の90%近くが指しゃぶりを行っているといわれています。なので、乳児の指しゃぶりは生理的なものと考えられます。3〜4歳ころには自然に減少してきます。これ以降、指しゃぶりを続けてしまうと、上の前歯が唇側に押されてしまって上顎前突(出っ歯)になってしまう可能性があります。 2つ目は、舌突出癖です。これは上と下の前歯の間に舌の先を突き出す癖のことで、開咬(奥歯は噛んでいるけど前歯は噛んでいない状態)の原因になってしまいます。 3つ目は、口呼吸です。口呼吸をすることでお口の周りの筋肉や舌の力のバランスが変化してしまい、開咬の原因になってしまいます。     また、その他にも乳歯が早期に抜けてしまった場合や、晩期残存と呼ばれる乳歯が通常よりも長く口腔内にある場合も不正咬合になる可能性があります。そして、乳歯が虫歯になってしまった場合も不正咬合の原因になってしまうことがあります。これは、乳歯が次に生えてくる永久歯のガイドになっているからです。そのガイドを虫歯で失ってしまうと生える位置に異常を起こしてしまいます。   不正咬合の原因を明らかにして、その原因を取り除くことが出来れば不正咬合の治療にも予防にもなります。その1つの方法として矯正治療があります。   当院では、子どもの矯正と大人の矯正を行っています。不正咬合でお悩みの場合や1度見て欲しい時は矯正の無料相談も行っていますので、是非お越しください。