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中日新聞2024年5月29日掲載コラム「いつごろ歯列矯正するのがいいでしょうか」

  <質 問> 娘の出っ歯が気になっています。ほかの部分の歯並びは問題なさそうですが、いつごろ歯列矯正(自費診療)するのがいいでしょうか。   <解答> 矯正治療には2種類あります。お子さんの年齢によって治療方法が変わってきます。①大人の矯正治療(小学校高学年から)②子供の矯正治療があります。(小学校低学年から)①の矯正治療は歯の表面に金属またはセラミックの四角装置(ブラケット)とワイヤーで治療していく方法です②の矯正治療は歯の生え変わりと顎の成長を利用して並べていく方法です。夜寝る時に使用する取り外しの装置や①のようにブラケットを使用しないで歯の裏側にワイヤーをつけて矯正治療をします。最近は①、②の治療に対応しているマウスピース型矯正装置もあります。ご相談の出っ歯の治療は上の前歯を後ろに下げます。歯は上下でかみ合っていますので上の前歯を後ろに下げるには下の前歯を後ろに下げないと上の歯が後ろに下がりません。矯正治療は上下セットの治療と考えて頂くとよいと思います。また、歯の問題と上顎骨・下顎骨の骨のバランスも大切な要素になりまので治療前の診査・診断が大切になりますのでかかりつけの歯科医院や専門医に相談されてはいかかでしょうか?