虫歯を予防する正しい歯磨きの方法
こんにちは。歯科助手の濵田です。
今回は「虫歯を予防する正しい歯みがき方法」についてお話しします。

私たちが毎日行っている「歯磨き」。
実は、そのやり方によって、虫歯や歯周病をしっかり予防できるかどうかが大きく変わってきます。
ただなんとなく磨いているだけでは、せっかくの歯磨きも効果が半減してしまうのです。
ここでは、虫歯を防ぐために知っておきたい、正しい歯磨きのポイントを紹介します。
1. 歯磨きのタイミングはいつがいい?
理想的な歯磨きのタイミングは、「毎食後」と「寝る前」です。特に大切なのは就寝前の歯磨き。
寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、口の中の細菌が活発に活動します。きちんと汚れを落としてから寝ないと、虫歯菌が繁殖しやすい環境をつくってしまうのです。
2. 歯ブラシの選び方
歯ブラシは「柔らかすぎず、硬すぎず」のものがおすすめです。硬すぎる歯ブラシは歯や歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。
毛先が広がってしまっている歯ブラシは、汚れをきちんと落とせないので、1ヶ月に1回を目安に交換しましょう。
3. 正しい歯磨きのやり方
・力を入れすぎないことが大切です。ゴシゴシ強く磨くと、歯の表面のエナメル質を削ってしまい、知覚過敏の原因にもなります。
・歯ブラシは歯と歯ぐきの境目に軽く当てて、小刻みに動かすのが基本です。大きく動かすよりも、1本ずつ丁寧に磨くことを意識しましょう。
・1回の歯磨きは3分程度を目安に。鏡を見ながら磨くと、磨き残しを防げます。
4. 歯磨き粉の使い方
虫歯予防には、フッ素入りの歯磨き粉を使うのが効果的です。
フッ素は歯の再石灰化を助け、虫歯になりにくい強い歯をつくります。
歯磨きの後は、軽く1回だけうがいをするのがベスト。
何度も口をゆすいでしまうと、せっかくのフッ素が流れてしまいます。
5. 歯間ブラシやフロスも活用しよう
歯ブラシだけでは落としきれない汚れが、歯と歯の間に多く残っています。
虫歯の多くはこの「歯と歯の間」から始まります。
1日1回、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の隙間もきれいにしましょう。
夜の歯磨きのときに使うと効果的です。
6. 歯磨きだけでは不十分?
どれだけ丁寧に磨いても、自分では完全に汚れを落としきることは難しいのが現実です。
そのため、**定期的な歯科検診(3〜6ヶ月に1回)**がとても大切です。
歯医者でプロによるクリーニング(PMTC)を受けることで、虫歯や歯周病の予防効果はさらに高まります。
まとめ
正しい歯磨きは、単なる習慣ではなく、自分の歯を一生守るための大切なセルフケアです。
ほんの少し意識するだけで、虫歯のリスクは大きく減らせます。
毎日の積み重ねが、10年後、20年後の口の健康に大きく影響することにつながります。
自分にあった歯ブラシの大きさや硬さや形の相談など、なんでもスタッフにお声がけ下さい。
              

