ストレスからくる不調
こんにちは。
遠藤奈穂です。
朝晩がめっきり涼しくなりました。ただ、9月とはいえ、日中は暑い日がまだまだ続きます。
皆様、体調崩されてないでしょうか?
さて、今月は
「ストレスからくる不調」
について
です。
歯科には関係ないと思っていらっしゃる方、大変多いですが、
意外と関係あったりもします。
ストレスからくる不調の症状は様々ですが、その中でも高確率で出会う患者様の症状について
今日はお話ししたいと思います。
私は患者様とお話し、診断するときにいつも拝見する箇所が。
我々は口の中からのアプローチですので、まず、お口の中を診ます。
どこを診るかというと、
・歯の付け根のあたりの骨の盛り上がり。
・顔の輪郭からの顎の膨らみ
・舌の苔の色
お題にストレスと書きましたが、ストレスといっても色々あります。
原因はいろんなパターンがあるかと思いますが、
精神的なストレスと、身体的なストレスがあります。
そのストレスが反映されるのが、意外と口腔内や、頭頸部分だったりもします。
所謂、体幹の部分に原因があり、頭部分に結果として出てくるわけです。
主な症状として
「食いしばり」です。
再三、お伝したことにはなりますけれども、
「TCH」(Tooth Contacting Habit)
と言います。
その対策については今回も少し触れますが、
今までも豆知識でアップしておりますので
ご覧くださいませ。
ではなぜ食いしばりが発生するのか?
本来人間は食いしばりは発生するべきではない体の構造です。
要はそんな不必要な動きには耐えられなくなっています。
本来我々が理想とする上の歯と下の歯の接触している時間は平均大体20分ほどと言われています。
皆様、これを聞かれて、いかがでしょうか?
無意識の方、気をつけて一日ご自身の上の歯と下の歯の接触時間、気にしてみてください。
意外と接触時間が多いのに気付くはずです。
この気付きが大切なのです。
・歯に最近食べたものがイヤに挟まるようになった。
・奥歯が痛いと感じる。虫歯でないと言われた。
でもなんでこんなに痛いのだろう。
・ほっぺたの内側に歯の跡がつく。
・舌の外側にはの跡がつく
・朝起きたらなんだか顎から肩から頭の外側から疲れている
・最近エラが張ってきたなぁ
等々・・・
症状は百人百色かなりあります。
ではなぜ?どうしたらこんなふうになっちゃったのだろう?
そこで出てくるのが、「ストレス」の存在なのです。
ただ、現代は如何程にもストレスのかからない社会はありません。
それをどうやって逃していくか。それもお金のかからないように・・・。
できます。
ではどうやって?
それは、意外にも・・
「姿勢」です。
骨盤と背骨の位置そして、頭の位置に日々意識をするのです。
口の中に症状が出てきても、原因は口の中だけではないことが多いです。
頭が首から前に亀のように突き出してはないでしょうか?
背中が真ん丸く、そして肩の端が内巻きになっていないでしょうか?
実はこれだけで肩こりの原因になってしまいます。
肩の筋肉と首、顎の筋肉は連動し、繋がっています。
もちろん、こってくると、噛み締める筋肉も縮んできます。
そうすると、TCHに陥ってくるのです。
でも、日々デスクワークで、そんなの不可能です。
または、
家庭環境でイライラしちゃって。
というお声も。
いや、不可能ではありません。
では、少し深呼吸してみましょう。
デスクワーク、または家事や育児をされた後にうーーーーんと伸びをする。
これだけでもいいのです。
意外と体は元の位置に戻りたがっていたりします
肩をぐるっと回してみたり。
ラジオ体操の一部をしてみたり。
そんなに激しく何か道具を使わなくてもできることが多いです。
深呼吸の目安として、一分間に4から6回を目標に徐々に行なっていきます。
気持ちを落ち着かせて、姿勢を正せたら、バッチリです!!
少しづつでも良いので心がけてあげてください。
今回の内容は、私が日々患者様に向けてアドバイスさせていただく内容の一部です。
定期検診や、症状が明らかな方にはもっと詳しくご説明いたします。
そして、また豆知識ブログにて続編をお伝したいとも思っています。
日々の少しの動きで症状が軽くなるなら、
ぜひ毎日の習慣化にどうぞ。
そして、何より我々の願いであります、
患者様の毎日がもっとワクワクした毎日になりますように。


