えんどう歯科・矯正歯科クリニックのスタッフは「患者様の不安を少しでもなくすことが私ども衛生士、助手の役目」と語り、ブログに投稿しております。

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歯の豆知識

歯の豆知識

歯の着色原因について

2023年06月24日

皆さんこんにちは。

今回歯の豆知識を担当させていただきます、大森です。

よろしくお願いします。

 

7月になりだんだん暑くなってきましたが、水分補給はしっかりとり夏バテしないよう気をつけてくださいね。

また冷たい飲み物、例えばアイスコーヒーやお茶が美味しくなってきましたが、今回のテーマは、歯の着色についてです。

まず歯の着色の原因は大きく分けて2つ、外因性、内因性と分かれます。

 

外因性とはその名の通り外来の色素が歯の表面に沈着(ステインとも言います)することです。

種類としては、

歯表面への歯垢の蓄積、歯石の沈着、飲食物(例えばコーヒー、紅茶、お茶、ワイン、カレーなど) による沈着、嗜好品中(タバコのヤニなど)の色素の沈着、虫歯、アマルガムなど修復物による着色などがあります。

さらにステインの原因になりやすい食べ物と一緒に、炭酸飲料、アルコール飲料、クエン酸飲料、柑橘類などを食べると余計に着色しやすくなります。

 

これらは原因物質の摂取抑制、コーヒーを飲んだ後に水を飲む、うがいをするだけでも着色の抑制になりますし、「水を飲むの忘れた」「うがいはめんどくさいなぁ」という方はガムを噛んで唾液を出すことにより抑制することもできます。

また日常の口腔清掃の徹底、専門的歯面清掃により色調を改善できることがあります。

 

内因性とは、増齢による変色、歯の打撲や歯の神経が変性や死んでしまうことによる変色、歯質組織に取り込まれているエナメル質•象牙質の形成中または形成後に色素が沈着することによる着色(遺伝性、先天性、代謝性、薬剤性)がこれらに含まれます。

 

内因性が原因の場合は口腔清掃や歯面研磨では効果が弱く、ホワイトニングや被せ物などが適応になります。ただ濃い着色の場合はホワイトニングではなく被せ物になる場合があります。

 

外因性が原因の方でも、本格的に治したいという方はホワイトニングも可能です。

 

歯の黄ばみやくすみの原因にはまず外因性、内因性があると述べましたが、

「自分の着色はどの分類なのか?」や、

「なんでもいいけどとりあえずこの着色を薄くしたい」

「歯をキレイにしたい!」

「ホワイトニングについて詳しく聞いてみたい」

など、当院では患者様ご自身で感じていることをカウンセリングからお聞かせいただき、一人一人の症状にあった治療計画を立てた上で納得していただけるよう努めています。着色以外でも何か気になることがある方も是非ご気楽にお問い合わせください。

中日新聞2023年4月24日掲載コラム「食いしばりがあっても矯正は可能ですか?」

2023年05月26日

以前「食いしばり」があるといわれ、それが原因で歯並びが悪いようです。現在は就寝時にマウスピースを使用しています。食いしばりがあっても矯正は可能ですか?

 

ご質問ありがとうございます。食いしばりがあっても矯正治療は可能です。

大人の矯正治療には大きく分けて2種類の装置があります。

  • ブラケット矯正治療 ②マウスピース型矯正治療 あります。①ブラケット矯正治療はブラケット(メタルまたはセラミックの小さい長方形の装置)を歯の表面に貼り付けます。(表側にブラケットを付ける方法と裏側に貼る方法があります)そのブラケットにワイヤーを通して歯を動かす治療法です。
  • マウスピース型矯正治療は約25㎜のプラスチックのシートを1週間~2週間毎に交換して歯を動かしていく装置になります。

どちらも綺麗に歯並びを治療することは可能ですが、

ブラケット矯正は食いしばりがあると装置が外れやすい欠点があります。

マウスピース型矯正は20時間以上使用しないと綺麗に歯が動きません。

歯科医師によっても治療方針が異なりますので色々な歯科医院で相談されてはいかがでしょうか?

 

マウスピース矯正について

2023年03月25日

皆さんこんにちは。歯科助手の川崎です。

皆さんは矯正と聞くと歯にブラケットという小さなポツポツにワイヤーが通してあるようなものを想像されるかと思われますが、今は痛みも少なくかつ目立ちにいくマウスピース矯正があります!

私も歯並びが中学生の時から気になってはいましたが、元々母がやっていて痛みがあったり食事がとれないなどと言っていてなかなか矯正には踏み込めずにいました。ですが今は痛みも少なく目立ちにくい矯正装置があるという事で矯正を始めることにしました!そこで今回は私が実際にやっているマウスピース矯正についてお話をさせて頂こうと思います

 

まず当院でもやっているマウスピース矯正(インビザライン)というものは透明に近いマウスピース型の矯正装置を装着して歯並びを綺麗にする矯正方法です。インビザラインは基本的に大人の方々や子供まで使えるようになっています。これまでに世界では1200万人を超える患者様がマウスピース矯正インビザラインによる治療を受けて素敵な笑顔を手に入れています。

マウスピース矯正のメリットとしては治療開始前に歯の動きのシュミレーションし、治療のゴールをイメージすることもできます。その他持続的にゆるやかな力をかけ、短期間で次のステージのマウスピースに交換するので痛みが少ないのも1つのメリットになります。お食事の際などは自分で簡単に取り外しすることも可能になります。

マウスピース矯正はメリットも多いですが反対にデメリットもでてきます。1日20時間以上ははめていただかないといけません。矯正装置がずっと歯にくっついている訳でもないため患者様の協力度によって治療効果に差がでてしますことです。常に歯の表面を覆っている装置なので臼歯部が圧下しやすく、治療終了時にしっかり噛まないこともあります。

メリットもデメリットもある訳ですがブラケット矯正は目立つ矯正なので目立ちにくいマウスピース矯正を選ぶ患者様が当院でも増えています。実際に私も今マウスピース矯正をしていて痛みも少なく安心して矯正の方が出来ています。まだまだ始めたばかりですがマウスピースを新しいものに交換してはめると少しだけ痛みを感じることがあるのですがそれが歯が動いてるということになります。痛みは数日ですぐに慣れます。もし矯正を始める際にはお口の中のお写真や顔のお写真、アイテロという機械でお口の中を精密にスキャンを行って矯正を始める準備を行っていきます。もし今矯正を気になっているのであれば当院でも矯正相談を行っていますので是非お気軽にお声掛けください。

高齢者にとっての口腔ケア

2023年02月25日

こんにちは。遠藤奈穂です。

今月は私が担当いたします。

今月からシリーズで、高齢者にとっての口腔ケアを

書いていきたいと思っております。

日本は今や超高齢社会です。

その、日本を今まで支えて来てくださった年代の方が、介護の時期を迎えようとしています。

一説に、人間の細胞は、この地球上で正常に生きていくのには、120年が限度だと言われています。

それまでには、様々な、病気や、入院もあると思います。

その際にも、口腔内を清潔に保っていく事が、大切になっていきます。

セルフケア、だけではなく、ご家族にケアしていただかなくてはいけない方もいらっしゃるでしょう。

不安がたくさんあると来院される患者様にお聞きしたりする事もあります。

その、不安が、少しでも解決していただけるように、

色んな小さなテーマに沿って、解説していきたいと思います。

 

まずは、口腔ケアついて…

お口の健康は、高齢者の生活の質(QOL)を向上させる出発点です。

口腔ケアは虫歯や、歯周病、口臭の予防だけではなく、生活にリズムを作り、

食べることや、話すこともサポートして、QOL(生活の質)を、向上させる目的もあります。ご自分のお口で、「美味しく食べる」事は、大きな楽しみであり、生きる意欲にもつながります。

気力も回復できる一つのきっかけにもなります。

寝たきりでほとんど反応がない人も、口の中が綺麗になれば、ピンク色の粘膜がよみがえり、表情も明るく見えると共に、誤嚥性肺炎のリスクも低くなります。

 

見過ごされがちな高齢者のお口のトラブル

他人のお口の中はプライベートな部分で、普段なかなか見る機会がありません。

 

口腔ケアをしようと思っても、なんとなく、覗き込みにくかったり、食事や排泄など、他の介護の後回しになってしまったりして、口の中のトラブルには気付きにくいようです。

「老人臭」と言われる高齢者特有の匂いは、排泄物のせいと思われていましたが、実は、口腔ケア不足による口臭が原因の場合もあります。

たかが、口の中の汚れと思われがちです。

口の中のトラブルで、死ぬ事はないと軽視されがちです。

しかし、口に何らかの原因で、痛みがあれば食欲が落ちて体力が低下しますし、お口の中の細菌が原因で、誤嚥性肺炎が起こり、命を落とすこともあるので、要注意です。

 

綺麗なお口の好循環

口の機能をよく使う(よく噛む、人と話す)→口腔ケアで、お口の中の環境を改善する→お口の爽快感や、口腔内機能の改善で食欲が増す→食べる事が楽しくなる→食べる事で、体力や、免疫力が向上する→活力がみなぎり、積極性が増す?毎日が楽しい

 

 

汚れたお口の悪循環

口の機能を使わない(人と話さない、きちんと食べない)→口の中が不潔→食欲がわかない→食べられない、美味しくない→体力や、免疫力が低下する→閉じこもりがち、消極的になる?毎日楽しくない

 

ここまでお話すると、では、口腔ケアって言うけど、どんな事をするのかと思われると思います。

ざっくりとお話ししますと、

・口腔清掃:ブラッシング

:粘膜の食物残渣の除去

:歯垢、歯石除去  など

・義歯の着脱の手入れ

・口臭の除去

・口腔乾燥の予防

・口腔の痛みの軽減

・口腔出血の防止

・咀嚼、接触、嚥下のリハビリ

・歯肉、頬部のマッサージ

・咀嚼筋、口腔周囲筋、舌の運動

 

・リハビリテーションとしての言語訓練

・口腔内の観察

など

 

です。

個々については、また、次号からお話ししていきますね。

 

2月に入り、益々寒暖差が激しくなったように思います。

皆様、くれぐれも体調管理にお気をつけください。

 

2023年1月中日新聞掲載コラム

2023年01月26日

2023年1月26日中日新聞に掲載されたコラムをご紹介いたします。

 

20代後半より矯正治療(自費診療)を始め、昨年から保定装置を寝るときだけつけています。主治医に、いつまで保定装置を使用するか聞いたところ、基本的には一生使ってほしいと言われました。そんなに長く使うものなのでしょうか。

 

矯正治療は皆さんもご存知の通り歯を動かして審美的にも機能的にも歯列を整える治療法です。その後 移動させた歯を安定させるのが保定装置です。歯は一度移動させても前の位置を歯の周囲の骨・靭帯などがその位置を覚えていて元に戻ろうとします。

一般的に矯正の治療期間の2-3倍の期間が保定に必要期間と考える場合が多いです。2年の治療期間でしたら5年の保定期間が必要ですが10代より20代、30代と年齢が上がるほど後戻りする力は強くなりますので保定の期間も長くなります。また、矯正治療をしている人もしていない人も、歯は使用しているとすり減って来ます。それも、後戻りの様に歯が動く原因になります。矯正治療は、通常の虫歯の治療より時間も費用もかかる治療です。

綺麗な歯並びを保つための保定装置ですので就寝時の着替えと同じように一つのアイテムと思って長く使って頂けると良いと思います。

 

『唾液』について

2022年12月16日

皆さんこんにちは!

12月の歯の豆知識を担当させていただきます、歯科医師の近藤です。よろしくお願いします!

すっかり寒くなり、雪も降り始めましたね。これからさらに寒くなり、冬の美味しい食べ物もたくさん出てきます。お家でのお食事もですが、外食の機会も増えてくる頃ですので引き続き感染対策もしっかりしてみんなで良い年末年始を迎えましょう!

 

さて、今回のテーマは『唾液』についてです。

皆さんは『唾液』と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?何か美味しいものを想像したときにも唾液は出てきますよね。実はこの唾液、とても重要な成分をいくつも持っている、欠かせないものなのです。今回はその唾液にフォーカスしてお話していきます。

 

唾液にはたくさんの効果があります。食べ物を飲み込みやすくすること、味を感じやすくすることだけでなく、消化作用や殺菌作用、再石灰化作用や緩衝作用、自浄作用など様々な役割があります。一見歯と関係ないように思えても、再石灰化作用は歯の表面にあるエナメル質という層を細菌が作り出した酸が溶かす(脱灰)のを修復し、元の状態に戻す作用です。また緩衝作用は先述のように、お食事で口腔内が酸性に傾いたときに中和することで、脱灰を防いでくれる作用です。自浄作用は食べ物などの汚れ残りを洗い流してくれる作用であり、どれも重要な作用です。では、この唾液は一日にどのくらい出ていると思いますか?

 

唾液の分泌量は1日で1〜1.5lと言われてれいます。ですが、ここには個人差や性差、さらには健康状態によっても左右されると言われています。さらに、唾液の質も様々あり、虫歯や歯周病にも様々な影響を及ぼすと考えられています。何らかの原因により唾液量が減ると、先程の効果が十分に得られなくなる場合があります。食べ物が飲み込みにくくなった、口の中がネバネバする、口臭が気になるようになった、滑舌が悪くなったなどの症状はありませんか?

 

唾液が少なくなる原因としては、加齢やストレス、不安定なホルモンバランス、口呼吸や、生活習慣など多岐に渡ります。さらには糖尿病やシェーグレン症候群といった全身疾患、お薬による副作用なども考えられます。では唾液を増やすにはどうしたら良いでしょうか?

 

唾液を増やすには、少なくなってしまった原因を解決する必要があります。ストレスを減らすこと、よく噛んで食べることも一つです。歯周病で歯が抜けてしまったままにしてしまったり、虫歯があって痛いまま放置していたりすると咀嚼の回数も効率も悪くなり、結果として唾液が減少してしまうことにもつながります。また唾液は唾液腺から口腔内に分泌される分泌液であるため、唾液腺をマッサージすることも効果的です。

 

 

 

 

これまでお話しさせていただいたことは主に歯に関連した唾液のお話ですが、その他にも唾液は全身的な健康状態にも大きく関係があります。お口の中のことから唾液を知ることで、皆さんの健康をさらに良いものになると思っています。

当院では様々な症状を患者様ご自身で感じていることをカウンセリングからお聞かせいただき、一人一人の症状にあった治療計画を立てた上で納得していただけるよう努めています。最近唾液が減ってきた気がする、久しぶりに検診に行こうかななど、どんなことでもお話しいただければと思いますのでご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

食いしばり(TCH)続編

2022年11月16日

 

皆様、お久しぶりになります。

遠藤奈穂です。

11月になり、グッと涼しく?寒くなりましたね?

コロナも落ち着いたと思ったら、第8波・・・。

収束という日は来るのでしょうか?政府はインフルエンザと同等にするつもりなのでしょうか?

かかられる科により、5類にするべきかどうかには意識的差があるようです。

そんなアンケート結果もあるようですね。

が、今回のテーマはそのことではなく、

食いしばり(TCH)、続編というところでまいりたいと思います。

食いしばりに感しては以前のブログにもあります通り、頭頸部に関しては以前のものを、または、スタッフブログをみていただければわかりやすく解説をしていますので、そちらも参考になさってください。

私はもっとずっと前から疑問を抱いていた事です。

食いしばりや、歯の疾患に関しても、予防予防と歯科が言うなれば、もっとホリスティックに見ていかないといけないのではないかと思っている一人です。

 

話は少し変わりますが、糖尿病を患ってらっしゃる方はご存知かと思いますが、日本糖尿病協会という公益社団法人の会がございまして、そこが出版されている「さかえ」という雑誌がございます。

こちらは医療人でなくても読める面白い月刊誌なのですが、

その雑誌の7月号に面白いことが掲載されていました。

「マインドフルネス」についてです。

そこで、今回は食いしばりをマインドフルネスで回避する事についてのお話です。

 

今コロナで、出不足のため、お家トレーニングを余儀なくされていらっしゃる方も多い中、この言葉はかなり皆様に周知の言葉になってきました。

「マインドフルネスとは今、やらないといけない事や、考えている事、頭の中に浮かんでくる色んな心配事や、邪念を全て取り払い、今現在の五感にだけ耳を傾け、気づきを求めること」

というのが、一番わかりやすい解説でしょうか?

私はヨガのインストラクターも行っており(ヨガのレッスンではマインドフルネスは毎回当然の如く行われる行事なのです)ヨガの呼吸で、五感に耳を傾ける作業を行うのですが、

その、マインドフルネスが糖尿病だけではなく、あらゆる疾患に適応するのでは?

と、少し前から言われ始め、エビデンスが続々と出てきたのが現在です。

ちなみに、マインドフルネスが有名になったのは、有名なIT企業が社員研修に取り入れたためだと言われています。

「さかえ」にもマインドフルネスでマインドフルイーティングをしようと書かれてあります。

マインドフルイーティングに関しては、専門の先生にお任せをして、

歯科に関して言えば、

何らかのストレスが原因で、筋肉の拘縮が起こり、それが全身に起こってしまったため、食いしばりが起こり、それだけではなく、肩こり、腰痛、など、心と体のバランスの偏りが起こってきてしまうのです。

 

頭頸部だけをストレッチしても、良くならないのはそのわけです。

全てがつながり、歯科の病変が生まれます。

食いしばりはその一つです。

習慣病とも言えるのでしょうか?現代病ですね?

 

ただ、これをどうやって回避するかというと、

ストレスを蒸散させる術を身につけること!!これが一番なのです。

現代の日本人は自律神経が整っていないと言われます。

それは、交感神経と副交感神経が上手く成り立たないのです。

起きて活発に活動する時は交感神経が優位に立ちます。

寝るよーーーという時には副交感神経が優位に立たなければならないのですが、

その、メリハリが付いていないと、顎はリラックスしていないといけない時に噛んでしまう。

噛まなくて良い時に噛んでしまい、食いしばりが起こるのです。

交感神経が高ぶってしまうので、噛んでしまいます。

全身の筋肉を緩めて、マインドフルネスの状態に慣れていくと、食いしばりはなくなります。

また、その方法に関して、医療人としての私がこうやれば効率よくマインドフルネスの状態に持っていけるという動画も出そうと思っています。次回、私の回で、もう少し詳しくご紹介できたらとも思っております。

 

もうすぐ年の瀬、

皆様、時節柄、体調崩されませんように!!

次号でまたお会いしましょう。

 

遠藤奈穂

TCH

2022年09月01日

皆さんこんにちは。今月の歯の豆知識を担当させていただきます、渡邉です。

7月8月は例年より猛暑日が続いていますね。特に全国的にも岐阜県は気温が高いのではないでしょうか?

外出中はもちろんですが、室内に居ても熱中症になることがあるので十分に気をつけてくださいね。

暑いとなかなか外には出て行きづらく、お家の中でパソコンやスマートフォンの操作に集中しすぎることや、少しうつむいた状態での操作、またマスク生活のストレスなど、緊張して知らず知らずの内に上下の歯を接触していませんか?

今回は、知らないあいだにやってしまっている癖についてお話します。

みなさん、TCHという言葉は聞いたことありますか?普段の生活の中では、なかなか聞きなれない言葉だと思います。

TCHとは、上下の歯を無意識に接触し続けてしまう癖のことで、顎の筋肉が持続的な緊張状態で疲労してしまい、顎の関節にも負担がかかってしまいます。

通常、人間は上下の歯が接触している時間は極めて少なく、1日24時間の内上下の歯が接触している時間はわずか17分しかありません。

「わたしは1時間食べているわ」という人も、咀嚼時に上下の歯は一瞬接するだけなので、食事時間のほとんどで上下は当たってはいません。

人間は、「安静空隙」といって上下の歯と歯の間に2mmの隙間があるものですが、TCHのある人は24時間の内17分どころか何時間も上下の歯が当たっています。毎日何時間も上下の歯が当たっている行為を繰り返していくと、口を閉める筋肉(閉口筋)を鍛えてしまい、月日がたてばたつほど加速度的に、より強く噛めるようになってしまいます。

どんどん強く「くいしばる」ようになると、最後には必ず歯か、顎の関節のどちらかが破壊されます。

天然の歯でも強い力が加わると動揺することがありますが、インプラントの歯はより注意が必要です。

天然の歯は強い力に対して痛みを感じたり、歯の根に「歯根膜」というクッションがあるので緩和されますが、インプラントにはそのクッションがないため、強い力に対して“がまん”してしまいます。あまりに強い力が加わるとインプラントでさえ折れてしまいます。

加速していく破壊を食い止めるために当医院では予防する体操をオススメしております。

下記のように①可能な限り大きく「開いて閉める」を10回行います ②可能な限り大きく開いて10秒キープ

①+②で1セット行い、1日4セットを目安に行っていただくとTCHの予防になります。

 

癖というのは毎日知らないあいだに行っているものなので、自分では気づきづらいものです。被せ物が割れた、歯が欠けたタイミングや、定期健診のタイミングでご不安なことがあれば相談してくださいね。

ご自身を大切に

2022年08月30日

こんにちは。

えんどう歯科・矯正歯科クリニック副院長の遠藤奈穂です。

 

最近、朝晩が涼しくなりましたね。

お盆が過ぎてからがめっきりと涼しくなったように思います。

こういう時には体調を崩しやすく、そして、我々の歯科で言いますと、歯肉が腫れやすい、痛みが出やすい時期になりました。

 

タイムリーな話題になりますが、歯科医院で長く働いていますと、

季節の移り変わりにより、患者様が訴えられる時期的な疾患を感じるようになります。

 

それを感じられるのは、特にお盆過ぎ。お子さんがいらっしゃるお母さんは夏休み明け、そして、正月過ぎた時期。

とにかく、今まで体が張り詰めていた時期を過ごすと、ストレスフルに動かれていた方は尚のこと、今まで症状が小康状態で維持されていた方などが、ふっと緊張の糸が解かれた瞬間、そこで疾患が湧き出てくるしくみになっているようです。

 

いかに未病の段階でそのまま放置されていた方が多いか、ですよね?

「プレジデント」という雑誌にも掲載されました通り、リタイア前にやっておけばよかった後悔トップ20で、歯科の定期検診が、堂々の1位でした。ということは、わかってはいるものの行きたくない、または、忙しくて行けないで、検診や、治療がおざなりになってしまって、そのまま放置・・・なんて方がほとんどなのだなぁという感想を持ちました。

 

育児や家事に追われている方も同じことが言えるのではないかと思います。

 

気がつけば、ご自身の子供さんのことに必死になり、自分は二の次・・・。

大人になれば、色んなご事情が出てきますよね。

ただ、皆様、これからのご自身を思いながらの治療を受けていただけたらと思います。

気がついた時にはもう遅い。

 

そんなお口の中の状態にならないように。

 

動機はなんでもいいのです。

歯がきれいな状態でいれば、気持ちが良いから。

自己満足の世界でも、ご自分を認めてあげたくなるから。

または、異性にモテたいから。女優さんみたいになりたいから。

等々・・・。

 

動機はなーんでも良いのです。

 

その中でも、

歯並びが・・・、

歯周病が・・・、

歯の色が・・・、

抜けた歯の部分を埋めたい・・・。

 

理由はなんでも良いので、

何十年後のご自身を描きながら、歯医者さんの門を叩いていただければ・・・と思ってなりません。

 

ぜひ、今からのご自身をもっと大切に。

そして、ご自身を見つめられる時間を持てますように。

 

我々が皆様の時間の中でのその少しに携えらればなと思います。

 

気になることがありましたら

いつでもお近くの歯科医院へご相談くださいね。

Tooth Wear

2022年07月25日

皆さんこんにちは!

6月の歯の豆知識を担当させていただきます、歯科医師の近藤です。よろしくお願いします!

すっかり暑くなり、もうすぐ夏真っ盛りとなるこの季節、新型コロナウイルスも少しずつですが確実に収束に向かっています。気温も上がりマスクでの生活も緩和される中で、このまま確実にコロナウイルスが収束していくようにみんなで協力して生活していきましょう!

 

さて、今回のテーマは『Tooth Wear』についてです。

皆さんはこのTooth Wearという言葉を聞いたことがありますか?これは、むし歯ではないが歯が溶けたり欠けたりする病気のことです。このTooth Wearには、大きく分けて4つの種類があります。今回はその4つについてお話していきます。

 

一つめは『酸蝕症 Erosion』です。

歯の硬組織はカルシウムやリンによって構成されています。中でもカルシウムは酸性のものに対して溶ける性質があり、エナメル質の溶けだす臨界㏗の5.5以下に口腔内が長期間・頻回的にさらされることで歯が溶け出していきます。酸蝕症の主な原因としては、

・柑橘系、炭酸飲料、清涼飲料水、酢などの酸性飲食物の過剰摂取

・嘔吐による胃液の逆流(逆流性食道炎)

・塩酸、硫酸などを吸うメッキ工場などでの酸性ガスの吸引

があります。

 

二つ目は『咬耗症 Attrition』です。

上下の歯と歯、歯と食物、歯と補綴物(義歯、クラウンなど)の接触によって歯が削れてしまうことです。また、普段から歯ぎしりをされていることや固いものを食べることが好きな方は特に進行が速いとされています。また、以前紹介させていただいたTCH(歯列接触癖)がある方も進行に関係しているとされています。

 

三つ目が『摩耗症 Abrasion』です。

歯磨きの際に不適切な磨き方(力を入れて磨くなど)により歯質が失われる症状です。前述の咬耗症のような歯と歯の接触以外で歯が削れることをいいます。歯ブラシ以外の原因として、職業で大工さんのように釘を歯に挟んで仕事をしたり、間違ったつまようじの使い方によって歯がすれてしまうこともあります。また不適切なブラッシングによって削れ易く、歯の根元が削れてしまった状態(楔状欠損)になることもあります。

 

四つ目は『アブフラクション Abfraction』です。

これは過度な咬合力によって歯頚部(歯と歯茎の境目)に応力が集中し、歯質(エナメル質と象牙質)が削れていきます。主に犬歯と小臼歯に多く見られ、楔状欠損となれます。

 

むし歯以外でも歯がしみるようになったり、痛みがでたりする場合はこのTooth Wearの可能性があります。いずれのものも普段の生活の中に原因があることがほとんどです。歯科医院での治療方法として、削れてしまったりしみている部分にCR充填をしてしみる部分をコーティングすること、またマウスピースを作って歯にかかる力を軽減させるなどがあります。当院では様々な歯の痛みをレントゲン写真や患者様のお声によってそれぞれの症状に合わせて適切な治療をするため、カウンセリングさせていただいたうえで適切な治療をさせていただいています。最近しみるようになってしまった方や、少しでも気になった方など、小さなことでもお話からさせていただきますのでご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

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