2023年1月26日中日新聞に掲載されたコラムをご紹介いたします。
20代後半より矯正治療(自費診療)を始め、昨年から保定装置を寝るときだけつけています。主治医に、いつまで保定装置を使用するか聞いたところ、基本的には一生使ってほしいと言われました。そんなに長く使うものなのでしょうか。
矯正治療は皆さんもご存知の通り歯を動かして審美的にも機能的にも歯列を整える治療法です。その後 移動させた歯を安定させるのが保定装置です。歯は一度移動させても前の位置を歯の周囲の骨・靭帯などがその位置を覚えていて元に戻ろうとします。
一般的に矯正の治療期間の2-3倍の期間が保定に必要期間と考える場合が多いです。2年の治療期間でしたら5年の保定期間が必要ですが10代より20代、30代と年齢が上がるほど後戻りする力は強くなりますので保定の期間も長くなります。また、矯正治療をしている人もしていない人も、歯は使用しているとすり減って来ます。それも、後戻りの様に歯が動く原因になります。矯正治療は、通常の虫歯の治療より時間も費用もかかる治療です。
綺麗な歯並びを保つための保定装置ですので就寝時の着替えと同じように一つのアイテムと思って長く使って頂けると良いと思います。
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