こんにちは。歯科助手の村瀬です。
私は2年前に、矯正治療をしていました!スペース不足だったため、歯を何本か抜歯しました。
親知らず3本とその他にも3本抜歯しましたが、下の親知らずは横向きで、しっかり生えてきていなかったので歯ぐきを切って、抜きました。歯ぐきを切ったからなのか、抜歯後もかなり痛くてしばらくはおかゆやうどんを食べていたことを思い出しました。当時は、痛くて辛かったですが、今思うと抜いておいて良かったなと思います。
それでは、今回は抜歯についてのお話をさせていただきます!抜歯をしたことがある方は、当時のことを思い出しながら読んでみてください!
抜歯を受けるときは誰だってドキドキするものです。患者さんの体調に合わせて安全に処置を受けていただくために、歯科医院では事前にこんな事をお願いしています。
1つめは、持病について教えてください。
高血圧や心臓病の方は、血圧や心拍数が上がり、脳出血や心筋梗塞を起こしては大変です。ドキドキしにくい麻酔薬(アドレナリンを含まない)を選び抜歯します。また、出血が止まりにくいので、抜歯後の経過観察にご協力ください。
糖尿病や心臓弁膜症の方は、術後に感染を起こしやすく治癒が遅くなります。抜歯前から抗菌薬を処方することもありますので、歯科医院にお伝えください。
2つめは、飲んでいるお薬についてです。
糖尿病のお薬を飲んでいる方は、抜歯後痛みでお食事がとれない時にお薬を
服用すると血糖値が下がり過ぎてしまいます。
骨粗しょう症のお薬を飲んでいる方は、骨吸収抑制薬の副作用で、
抜歯後ごくまれに顎の骨の壊死が起きる可能性があります。お口の清潔を心がけましょう。
血液サラサラの薬を飲んでいる方は、出血が止まりにくくなる可能性があります。止血剤や縫合の準備が必要になるので必ず教えてください!服用を急に止めると心筋梗塞や脳梗塞のリスクが上がり危険です。休薬は必ずかかりつけ医に確認をして下さい。
3つめは、歯科が苦手な方はご相談ください。
パニック障害の方は、抜歯をする際はかならずかかりつけ医に相談し、鎮静薬を処方してもらいましょう。抜歯中にイヤフォンで音楽を聴いて気を紛らわすのもおすすめです。
また、親知らずの抜歯は時間がかかる場合があります。リラックスして抜歯が受けられる笑気鎮静、静脈鎮静の使用も可能です。
次に、抜歯当日の注意事項です。まずは、医師から服用の中断指示がない場合は、持病の薬は普段通り服用してください。勝手に中断してしまうのは危険です。そして、当日体調がすぐれない場合は、抜歯を延期しましょう。処置中に気分が悪くなったり、脳貧血を起こしては大変です。
出血が止まりにくくなる可能性があるので、抜歯当日の歯みがきはお休みし、翌日からは傷を避けて歯みがきをしましょう。うがいは水を含む程度に。お風呂は湯船に入るのはいいですが、血圧が上がりやすくなるので長風呂は控えましょう。
頬が腫れて熱を持っているとき、冷やすのはいいですが、冷やし過ぎは禁物です。氷や保冷剤は傷の治りが遅くなるので、冷水を絞ったタオル程度にすると良いです。腫れがあるうちは、長風呂・飲酒・激しい運動は控えましょう。
当日の食事は、麻酔が切れてからにしましょう。麻酔が効いていると頬や唇を噛みやすくなります。
抜いた直後は出血があるので、ガーゼを10~20分噛んで止血します。翌日までは唾液に混ざる程度の出血はある可能性があります。
唇や顎にしびれが残る場合があります。早期に対応するほど治りやすいので、早めにお電話を下さい。
抜歯後、30~60分で麻酔が切れてきます。痛むときは我慢せず痛み止めを飲みましょう。細菌感染しないように、処方された抗菌薬は必ずきちんと飲みましょう。
えんどう歯科・矯正歯科クリニックは、岐阜県関市のお子様からお年寄りまで安心して通っていただける歯医者です。安心・努力・誠意をモットーに皆さまのお口の健康のサポートをさせていただいております。えんどう歯科・矯正歯科クリニックには関市周辺(関、岐阜、美濃、郡上、美濃加茂、各務原)から多くの患者様に来院していただいております。