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歯の豆知識

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インプラントのメンテナンスについて

2021年08月02日

こんにちは!歯科助手の水野です。

私は最近、先生にお口の中を見てもらったところ、左下の親知らずに虫歯が見つかったため、親知らずを抜きました。「下の親知らずは抜くと腫れるよ~」と聞いていたので怖かったですが、先生が上手に抜いてくださったので、痛みは抜いたその日だけで、次の日からは腫れも痛みも全くなかったです。

今回の虫歯は、親知らずだったので神経の治療はしなくて済みましたが、神経の治療をしてしまうと他の神経のある歯と比べて折れたり、割れたりしやすくなります。もし、抜けてしまった場合は、ブリッジ、入れ歯、インプラントのいずれかで補っていく必要があります。その中でも一番自然で、他の歯への負担が少ないのはインプラントです。今日はインプラントを入れた後のメインテナンスについてお話したいと思います。

インプラントに起こるトラブルで第一に怖いのは、細菌によるインプラント歯周炎です。しかし、過剰な噛む力への配慮も見過ごせません。「噛む力」と言っても、一時的に強く噛んでしまったというよりも、歯ぎしりや食いしばりといった、無意識に生じる継続的な強い力が問題となります。

インプラントと顎の骨のあいだには、噛む力を吸収・分散させる歯根膜がありません。そのため、過剰な力が生じた場合、インプラントや骨にダイレクトに負担がかかります。その結果、人工歯部分(上部構造)が欠けたり割れたり、連結パーツ(アバットメント)がゆるんだり、人工歯根(インプラント体)とあごの骨が剥離して、インプラントが抜けてしまうこともまれにあります。歯科では、噛みあわせや、上下の歯やインプラントの状態を調べることで、絶えずそうした癖の兆候に目を光らせ、兆候が見つかった場合は噛み合わせの調整やナイトガードなどで力の緩和を図ります。それらの兆候を早期発見するためにも、定期的なメインテナンスをおすすめしております。


メインテナンスでは、インプラントと、そのまわりの歯ぐきやあごの骨の状態を複数の検査で調べます。なかでも、重要視されるのが、インプラントと歯ぐきのあいだに器具を押し込んだときに「出血」するかどうかです。出血したなら、インプラントの根元に付着した細菌が、歯ぐきで炎症を起こしています。周囲炎や、その前段階の周囲粘膜炎になっていることが分かったら、まずは患者さんにセルフケアを見直していただきます。インプラントの検査は、具体的に①出血を診る ②ポケットの深さを測る ③膿が出ていないかを診る ④レントゲンを撮る ⑤インプラントの動揺を診る ⑥噛み合わせのチェックをし、その後インプラント全体を徹底的にクリーニングしていきます。定期的に検査とクリーニングに来て頂くことはとても大切なことですが、患者さんご自身での毎日のセルフケアもとても重要になってきます。セルフケアをしていくなかでフロスや歯間ブラシを行った際に「出血」がある場合は要注意です。丁寧にケアをし、早めに歯科医院で診てもらいましょう。

雑誌Nico 2020年12月号より転載

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