皆さんこんにちは!
11月の歯の豆知識を担当させていただきます、歯科医師の近藤です。よろしくお願いします!
いよいよ今年も残り少なくなってきました。
例年とは違った形で様々な行事が過ぎていきましたが、皆さんにとっても来年さらに良い年になることを願っていおります。
また年末が近づくにつれて外出する機会も多くなると思いますが、コロナウイルスだけでなく体調管理もしっかりしていきましょう!
さて、今回のテーマは『TCHとくいしばり』についてです。
TCHについては以前少し説明をさせていただきました。上下の歯が普段から常に噛んでしまう癖のことを指します。具体的に歯が接触する機会が多いとされているのは、
・緊張するシーン(対人との交渉や会話など)
・うつむいているシーン(勉強、読書、スマホなど)
・集中するシーン(家事、PC、スマホなど)
これらの一人で黙々と行う作業や緊張する作業といわれています。昨今のコロナウイルスによるリモートワークなどで知らず知らずのうちにTCHの可能性の方が増えるのではと考えられます。このTCHによって引き起こされうる問題として
・顎関節症
・舌が痛い
・噛み合わせがおかしい
・入れ歯が痛い
・歯周病の悪化、歯が揺れる
・虫歯はないのに歯が痛い
など多岐にわたります。TCHの治療法としては、大きく分けて噛まないように意識することと顎の体操をして口の閉じ開きの筋肉のバランスをよくすることの2つが挙げられます。
では、このTCHとくいしばりはどう違うのでしょうか。
TCHの特徴として、弱い力を長い時間すること、また起きているときにしていることが多いです。対してくいしばりは強い力を短い時間でしていることと、寝ている時にもしていることが多いです。このことから、朝起きたときに痛みが強い場合には寝ている間にしているくいしばりが原因として考え、起きてから夜までで症状が強くなる場合にはTCHが原因と考えられます。しかし、顎の痛みや歯の痛みはこれらTCHとくいしばりが原因の一つとして考えられるため、一概にこれが原因として断定はできかねます。
治療法はTCHの場合には意識付けとして噛まないことを常に意識することと顎の体操をすることが挙げられ、食いしばりの場合には夜の食いしばりや歯ぎしりなど無意識のうちにしていることも多いのでマウスピースを作って負担を軽くすることなどがあります。
いずれも症状には個人差がありますが、当院では気になった方や思い当たることがある方などは一度お話もさせていただいています。気になった方、話だけでも…と思った方などはいつでも相談を伺いますのでお気軽にお申し付けください。
えんどう歯科・矯正歯科クリニックは、岐阜県関市のお子様からお年寄りまで安心して通っていただける歯医者です。安心・努力・誠意をモットーに皆さまのお口の健康のサポートをさせていただいております。えんどう歯科・矯正歯科クリニックには関市周辺(関、岐阜、美濃、郡上、美濃加茂、各務原)から多くの患者様に来院していただいております。