歯科診療メニュー

HOME > 歯科診療メニュー > 矯正治療 > 受け口治療に関するQ&A

矯正治療

受け口治療に関するQ&A

受け口治療について よくあるご質問

 

Q 反対咬合って、自然に治るでしょう?
A  永久歯が生える時、自然に治ることがあります。ただし、かなり少数例です。反対になっている下の前歯が、5~6本。逆の噛み合わせが深い。近親に反対咬合の人がいる。これらの場合、自然に治る可能性は、極めて少ないと考えて良いでしょう。
Q 永久歯が生えるまで様子見を勧められましたけど?
A  「・・・大丈夫ですか?」というご質問を、よく戴きます。自然に治る場合もあります。しかし、それはかなり少数です。ご相談できる歯医者に診てもらい、セカンドオピニオン(意見)を求めることをお勧めします。私たちは大半の方に早期初期治療が必要と考えています。
Q 早く治した方が良いの?
A  噛み合わせを逆のままにしておくと、下顎骨が取り返しの付かないほど大きくなってしまう前に、逆のかみ噛み合わせは治しておくべきです。早ければ早い程ご本人の負担は軽くて済むと思います。年齢が高くなると治療法の選択肢が狭くなります。過成長し、大きくなってしまった「下顎骨を切断して縮める」という手術法も選択肢に上がってきます。
Q どうして反対咬合になるの?
A  口には多くの筋肉が整然と並び機能しています。舌は代表的な筋肉の塊(カタマリ)です。きれいな歯並びの人の舌は、嚥下(のみ込む)する時、上顎を押さえつけるように、ぴったりと収まります。しかし、反対咬合の人は上顎には着きません。嚥下の都度、舌は下顎を前方に押します。従って、上顎は小さく下顎は大きくなってしまうと考えられています。 すなわち、口腔周囲の筋肉が正しく機能しないと不正咬合になるということです。
Q どうやって治すの?
A  筋機能のアンバランスが不正咬合を造ります。バランスを整え、調和を取り戻せば不正咬合は、回復します。反対咬合の原因のひとつは、舌が低い位置で機能していることです。ですから治療目標は、まず舌を挙上してあげることです。そのようにバランスを取り戻す器具が機能的顎矯正装置、ムーシールドです。就寝中使用します。取り外しできる装置ですから上手く使えなかったり、諸条件によっては期待する効果を得られないこともなります。主治医に充分相談の上、ムーシールドを使うことをお勧めします。
Q 一度治したら、もう大丈夫?
A  ムーシールド治療法は大抵の場合、およそ1年間を目標に治療します。一度治したら、「もう大丈夫」という人が大半です。しかし、成長がスパートする頃、再治療を必要とする場合があります。定期健診は重要です。女子は15~16歳。男子は17~18歳まで成長します。その頃まで定期健診を続けることが理想です。
Q 反対咬合は遺伝する?
A  反対咬合は遺伝します。顔形はご両親に似ます。残念ながら、反対咬合の家系があります。しかし、早めに対処することで、かなり改善できると考えています。いずれにせよ、遺伝の有る無しに関わらず早めに受診することをお勧めします。

 

監修/柳澤宗光(調布矯正歯科クリニック)
制作・企画/乳歯列期・反対咬合を考える会

その他、不安な点・わからない点は、お気軽に当クリニックまでお問い合わせください。

 
ページトップへ