みなさんこんにちは!
今回10月の歯の豆知識を担当させていただきます、歯科医師の中町侑右です。よろしくお願いします。
先月までの猛暑が嘘のように、朝晩とすっかり冷えてくるようになりました。季節の変わり目は体調を崩しやすく、特にまだコロナウイルスも収束の気配がありませんので、手洗いうがいからしっかり予防していきましょう
さて前回のブログでは歯ブラシの重要性についてお話させていただきました。今回は具体的な歯ブラシの方法などについて、詳しくお話させていただきたいと思います。
コロナウイルスのような感染症の予防には口腔ケアも非常に効果的と言われているので、少しでも皆様の感染予防にお役に立てればと思います。
みなさんはどのような歯ブラシを使っていますか?
歯ブラシの種類はたくさんあります。薬局やドラッグストアにはもちろん、コンビニにもたくさんの種類の歯ブラシが置いてあり、どの歯ブラシが自分に合うものなのか選べない、という方も多いのではないでしょうか?確かに一概にこの歯ブラシはどのような方にもどのようなお口にも合いますというような魔法のような歯ブラシはありません。虫歯予防、歯周病予防、前歯を磨きたい、奥歯を磨きたい、歯と歯の間を磨きたい、親知らずを磨きたい、など、やはり目的や患者さんごとのお口の中の状態によって患者さんごとに歯ブラシを選んでいかなければなりません。
ただ、歯と歯の間や歯の溝はとても小さな構造になっているので、歯ブラシの先はできるだけ細いほうがいいですし、奥歯は届きにくいので歯ブラシのヘッドはが小さいほうがいいです。ゴシゴシ磨いたほうが磨いた感じがありますが、歯のことを考えると柔らかめの歯ブラシで優しく磨いてあげたほうが良いです。
歯ブラシの動かし方について
歯ブラシの種類もたくさんありますが、その動かし方、歯ブラシの方法もたくさん種類があります。今回はその中でも重要な2つの方法について紹介したいと思います。
ひとつは歯ブラシの毛先を歯に対して90度の角度で当てて、1〜2本ずつ細かく横に振動させるように動かすスクラピング法という磨き方です。歯の表面の汚れを落とすのに優れており、また操作も簡単なのでお子さんもチャレンジしていただけると思います。
もうひとつは歯ブラシの毛先を歯に対して45度の角度で当てて、歯と歯茎の間の溝に毛先を入れるような意識で1〜2本ずつ細かく横に動かすバス法という磨き方です。歯周ポケットの中の汚れを取り除くのに優れており、また歯茎のマッサージ効果も期待されます。この方法は特に歯周病の予防や進行の防止になるので、成人以降の方に効果的です。しかし、少し操作が難しい面もあるので、誤った方法や力を入れすぎたりすると逆に歯茎を傷つけてしまったり、歯茎が下がったりしてしまう可能性があります。
簡単な歯ブラシの方法もお話させていただきましたが、歯ブラシの選び方も含めて、一度お口の中を見させていただき、症状別にその方々に合った歯ブラシや磨き方など具体的にお伝えできると思いますので、いつでもお気軽にご来院、お声掛け下さい。
えんどう歯科・矯正歯科クリニックは、岐阜県関市のお子様からお年寄りまで安心して通っていただける歯医者です。安心・努力・誠意をモットーに皆さまのお口の健康のサポートをさせていただいております。えんどう歯科・矯正歯科クリニックには関市周辺(関、岐阜、美濃、郡上、美濃加茂、各務原)から多くの患者様に来院していただいております。