えんどう歯科・矯正歯科クリニックのスタッフは「患者様の不安を少しでもなくすことが私ども衛生士、助手の役目」と語り、ブログに投稿しております。

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歯の豆知識

歯の豆知識

口を開けると痛い、口を開けづらい、顎が動かしづらい

2020年10月13日

皆様こんにちは!!

今月の歯の豆知識を担当させていただきます、えんどう歯科・矯正歯科クリニックの池上昂秀です!よろしくお願いします!

皆様ご存知のことと思いますが、昨今は新型コロナウイルスの感染拡大について日々ニュース、新聞などで報道されています。

小、中、高等学校の長期連休が延長されお家時間が長くなり、休日なのに、本来の予定通りに行動できていない家族の方々、皆様が大半を占めていると思います。岐阜県も緊急事態宣言が解除された今でも家族、職場の皆様のことを考え、行動を自主的に抑え、例年とは違う暮らしをされている方々が大半なのではないかと思います。

私自身も、本当に早く、このコロナ禍の状況が緩和され、昨年通りの生活に戻らないかと日々願うばかりなのです。今は岐阜県の皆様、それから日本全国の皆様が協力し、日本が安定した状態に戻ることを願い、行動するしかないと思います。

なので、少しでも早く今までの生活に戻れるように、外出中のマスクの着用、お家に帰ってからの手洗い、うがい、殺菌を徹底し、協力して生活していきましょう!

 

さて、今の世の中の話が長くなってしまいましたが、今回の歯の豆知識では、患者様から

相談されることが多い、顎関節症についてお話ししていきたいと思います。

普段、診療をさせていただき、口が開けづらい、大きく口を開けると痛い、顎の動きが悪いなど、顎にまつわる様々な主訴で来院される方々がいらっしゃいます。お口が開かないと、話をする時や、トレーニング、部活の練習、ご飯を食べる時など生活の中の様々な場面で支障が沢山出てきますよね。なので、今回は顎関節症についてお話ししていきます。

 

 

  • 顎関節症について

筋性のものと関節性のものに大別され、5つの分類に小型分類されています。

顎関節症は 咀嚼筋(口を開けたり、閉じたりする時に働いている筋肉の総称)、耳前部、顎関節に局在する痛みのことを言います。

下顎の運動の制限や、下顎を動かした時に左右の顎の動きがズレてしまう症状、顎の関節の雑音が主な症状となっております。

 

  • 顎関節症の分類

顎関節症は大きく5つの分類がされております。

 

  1. 顎関節症I型:咀嚼筋障害

咀嚼筋の活動の異常により生じる筋肉の代謝異常が原因で、筋肉の緊張、顎を運動させた時に痛みが生じるもの。

 

  1. 顎顎関節Ⅱ型:関節包 靭帯障害

顎の関節は頭の骨と下顎の骨とが、関節円板というクッションの働きをしてくれる組織を介し、その周りを筋肉で覆われて、支えられています。その関節円板や、関節全体、関節を支えている組織に、顎を動かした時に痛みが出るもの。

 

  1. 顎関節症Ⅲ型:関節円板障害

頭の骨と下顎の骨の間にあり、クッションの役割をしてくれている関節円板の位置の異常、変性を主な病変としたもの。

 

  1. 顎関節症Ⅳ型:変形性顎関節症

顎関節の痛み、開口障害、関節雑音の少なくともいずれかの症状が見られ、画像診断により、骨の形態変化が確認されたもの。

 

  1. 顎関節症V型:IからⅣ型に該当しないもの。

 

顎関節症は大きくこの5つのタイプに分かれます。ここから、診査、診断をしていき、顎関節症のタイプ別に適切な治療へと移っていきます。

 

  • 治療方法について

 

初期の治療としては、口を開けたり閉じたりする開口訓練を行います。

まず、生活指導や、頬杖、うつぶせ寝、大きく口を開けることなどを控えるようお話しさせていただきます。

運動療法としては、筋肉のマッサージ、開口訓練などを行います。

マッサージとしてはお口を開けるのに作用する筋肉は顎の周りに大きく4つ存在しています。その中でも耳の前に位置する筋肉、外側翼突筋という筋肉があります。マッサージではこの外側翼突筋をほぐし、マッサージすることで筋肉の緊張がほぐれお口が開けやすくなると考えられます。お口を閉じて歯を食いしばると耳の前の筋肉に力をが入り筋が張ります。次に少しだけお口を開けると窪む筋肉があります。ここに外側翼突筋が存在しており、ここの筋肉の窪みを円を描くように刺激してあげることにより、外側翼突筋がほぐれると考えられます。この方法でこマッサージをしてみましょう。

 

 

そのほかにも

物理療法として、経皮的神経電気刺激という低周波の電気を用いて痛みを緩和していく方法や、低出力レーザーを用いて痛みを緩和していく方法、温熱療法などがあります。

スプリント療法として、お口の中にマウスピースのような装置をいれ、上下の歯との間に隙間をつくり、顎関節への負担の軽減を期待する方法などがあります。

初期の治療ではこのような方法で、顎関節の痛み、症状の緩和を行なっていきます。

 

 

 

  • まとめ

前述した顎関節症の各分類にあった治療方法がそれぞれあります。分類によっては治療方法の内容がとても濃くなってしまうものもあるため、今回は初期の治療方法について主にお話しさせていただきました。

成長期のお子様など、顎の骨や筋肉の成長に伴い、一時的に顎関節症の様な症状が見られる方もいらっしゃいます。

当医院では今の症状についてのお話しを聞かせていただき、適切な説明、対応、治療をさせていただいております。症状によっては大きな病院の口腔外科への紹介なども可能です。顎関節についてだけではなく、何かお口のことでお困りのことがありましたら、

お気軽にご相談下さい!お待ちしております!

 

 

参考文献 医歯薬出版株式会社 第3版 口腔外科学

 

 

えんどう歯科・矯正歯科クリニックは、岐阜県関市のお子様からお年寄りまで安心して通っていただける歯医者です。安心・努力・誠意をモットーに皆さまのお口の健康のサポートをさせていただいております。えんどう歯科・矯正歯科クリニックには関市周辺(関、岐阜、美濃、郡上、美濃加茂、各務原)から多くの患者様に来院していただいております。

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