10月24日、今回のえんどう歯科・矯正歯科クリニックの「キッズクラブ」は、3組のご家族、総勢7名のお子様に参加いただきました。

9:30から開始し、前回までと同様、担当スタッフより流れの説明を行いました。
さて、今回から新しいイベント「親子勉強会」が始まりました。

親子勉強会の今回のテーマは、『咀嚼(そしゃく)と顎の成長』です。テーマだけ聞くととても難しそうな気がしてしまいますね。
「咀嚼(そしゃく)」とは、摂取した食べ物を歯で噛み粉砕することです。噛むことによって、消化吸収を助けたり、脳に刺激を与え活性化させたり、顎を発達させ歯を丈夫にしたりする働きがあります。

しかし、現代は柔らかい食べ物が多くなり、1回の食事での噛む回数が、縄文時代の回数の30%のほどに減っている、と言われています。
顎をたくさん動かすことが顎の成長を助けるので、噛む回数が少ないと顎があまり成長しないまま、永久歯が生えてきます。
そうすると、大きな永久歯が生えてきた時に顎に並ばなくなり、ガタガタの歯並びになってしまいます。
だからと言って、ただカチカチと噛めばいいわけではありません。柔らかい食べ物だと上下にカチカチしただけで食べ物は砕けてしまいます。しかし、固い食べ物や弾力のある食べ物だと、奥歯ですり潰すようにして噛まないとうまく砕くことができません。
こうした動きが、顎の成長を助けるのです。

このような内容をもう少し詳細に、待合室の大画面を使ったスライドで歯科衛生士が分かりやすく説明しました。
今後も、毎回テーマを代えて「親子勉強会」を行っていく予定です。

その後、歯科検診を行いました。どのお子様もしっかりと大きくお口を開け、とても上手にできました。そのあとの染め出しとブラッシング指導も、

「わぁ~赤い!」

などと鏡を見ながら、楽しく歯磨きをすることができました。

今回の「親子勉強会」は、えんどう歯科・矯正歯科クリニックのスタッフも初めてのイベントでしたので、ドキドキしていました。でも、とても熱心に聞いていただき、質疑応答の時間でも、いろいろと質問をいただけました。これからの「親子勉強会」のテーマも、お母様やお父様が疑問に思っていることについて、どんどんテーマにしていきたいな、と考えています。

今回ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
次回のご参加も、スタッフ一同心よりお待ちしております。